此れからもずっと ページ40
私の口は止まる事なく全て云ってしまった。
涙が止まる事なく溢れてくる、止まりたくても止まらない。
谷崎 「Aさんに個性がない?」
ナオミ 「何の冗談を仰てるんですの?」
え?
与謝野 「アンタには飛び切りの個性があるじゃないか」
泉 「Aお姉ちゃんは何時も皆を気に掛けてくれる」
福沢 「大きな声で探偵社を明るくしてくれる」
中島 「ちゃんと僕達の目を見て話してくれる」
太宰 「笑顔で探偵社を明るくしてしまう」
江戸川 「色で例えるなら虹色だね!」
其れが、私の色?
貴 「私に個性があっても善いの?、私に色があっても善いの・・・?」
私に個性と色があると云う事は探偵社に居ても善いと云うことに繋がる
宮沢 「勿論です!」
与謝野 「大体ねぇ、人間に個性がなくちゃ“人”と云うものは成立しないんだよ
Aは其れに気付かなかっただけで個性なんかくれてやる程在ったんだよ」
私、未だ此処に居て良いのかなぁ?
でも・・・
中島 「Aさん、僕達を信じて下さいっ!!」
中原 『Aが笑みを出し方を忘れたのはお前が『仲間を信じる』と云う鍵を捨ててしまったからだ』
私、皆としたい事沢山在るっ、皆と一緒にご飯食べたり、笑って仕事したり、遊んだりしてみたいっ
帰りたいっ
貴 「うん、うんっ、信じてるよっ!、皆っ!!」
嗚呼、私の何かが全てくっ付いたっ
やっと、此れでやっと帰れるっ
私が皆の元に駆け寄った瞬間目の前から皆が消えた。
嗚呼、私倒れたんだ。
だけど寂しくも苦しくもなかった。
だって
貴 『此れからもずっと信じてるよ、皆』
330人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もっち - もう意味わからんくらいに泣きました良作品ありがとうございました (9月30日 0時) (レス) @page46 id: 8abd05d020 (このIDを非表示/違反報告)
夢菜 - もう物理的に心が傷んでやばかったです!号泣してティッシュ無くなりました! (7月27日 12時) (レス) @page46 id: d976c5d16a (このIDを非表示/違反報告)
アスパラガス - ベットの上で読んで、大号泣しました…すごいいい話でしたね!ティッシュもハンカチも無くて、枕がずぶ濡れなんですが!? (2022年5月23日 1時) (レス) @page46 id: 3c601836b6 (このIDを非表示/違反報告)
エイリス - やばい涙がやばかったです!ポケットティッシュめちゃくちゃ使いました! (2022年3月21日 8時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
黒芹(プロフ) - 観覧ありがとう御座います!、そこまで泣いてくださって嬉しい?です! (2019年5月29日 15時) (レス) id: e1a12d6e15 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒芹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=huzisamaLOVE26
作成日時:2017年1月5日 13時