幸せになるまでのお話

帰りたくない ページ22

中島side

皆黙ってる、Aさんの云っていた事は事実だ。僕だって許して欲しいって云う気持ちは少なからずある

だけど、此れで諦めたくないっ！

中島 「あの・・・もう一度で善いからAさんと話してみません・・・？」

宮沢 「はい！、勿論ですよ！」

太宰 「敦くんが云い出さなくても」

国木田 「元よりその積もりだ」

皆暗い表情していたけど大丈夫だったんだ。だけど乱歩さんは大丈夫じゃなさそう・・・

福沢 「乱歩、不安か？」

江戸川 「当たり前じゃん。だって僕がとどめを刺したんだっ。

Aがこうなったのは僕のせいなんだ！！、僕がAの存在を否定したんだ！

悪戯心のつもりだったんだ、でも其れでAが傷付いてるなんて思わなくて・・・

だから僕のせいなんだっ！！」

何時もは『僕が良ければ全て良し』何て云っている乱歩さんがと社長に縋り付いて泣き喚いている

僕もAさんの眼が存在を否定した事になる

僕は何て事をっ・・・！

僕は涙腺が崩れたが泣く前に鏡花ちゃんが涙を流した。

泉 「うぁ」

中島 「うぅっ」

鏡花ちゃんが泣いているのを見ると僕も涙を止められなくなった。

太宰 「えー、君達まで泣くのかい？、良く泣くねぇ」

太宰さんは僕を慰めてくれたがそんな太宰さんも泣きそうな顔をしていた。

皆大丈夫何かじゃないっ！

谷崎 「今日の処は帰った方が良いですね」

僕は太宰さんに連れられて中原さんの自宅を後にした。

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