幸せになるまでのお話

一人欠けても ページ17

Aが脱走してから約一日が経った頃武装探偵社に電話が掛かりAが病院から居なくなったという知らせが来た。

中島 「え、Aさんが居なくなった・・・？」

福沢 「嗚呼、兎に角病院へ向かうぞ」

僕達はAさんの眠っていたであろう病室へ行くと其処にはAさんは居なかった。病室を見るからに争ったり荒らした形跡はなく僕達は目覚めて逃げ出したのではという結論に至った。

逃げ出したのはきっと僕達に会いたくなかったから・・・

この結論はあまりにも辛過ぎますよっ・・！

お医者さんが云うには心電図には外される前に心拍が上昇して目覚める前の傾向が合ったそうだ。

お医者さんの発言で僕達の結論は断固になった。

泉 「Aお姉ちゃん何処に居るんだろう・・・？」

江戸川 「Aに知り合いは？」

その質問に誰一人として答えた者は、答えられた者は居ない。

そう云えば僕達Aさんのプライベートって何にも知らない・・・

福沢 「悔やんでいる暇はない！、一刻も早く見つけ出すぞ」

太宰 「そうですね、きっと皆意見は同じ筈です」

そう、僕だってAさんを見つけ出したい！

そして謝って今度は皆笑って過ごしたい

その中にはAさんも含まなきゃ意味がないんだ！

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