検索窓
今日:43 hit、昨日:3 hit、合計:500,884 hit

喋るのが下手くそな二人 ページ14

泉 「来たよ」

Aお姉ちゃんのプレートが掛かっている病室に入ると椅子に座ってAお姉ちゃんを見ていた。

泉 「あの・・・私、喋るの余り得意じゃなくて・・・。あの、御免なさい・・・」

心で何か思うのは普通に出来るのに伊座喋るとなると上手く言葉に出来ない。

難しい。


私はAお姉ちゃんにしてしまった行いについて眠っているAお姉ちゃんに謝った。

!・・・あれは?

私はふと視線を棚に向けるとそこには今までお見舞いに来た人達が残した私物が置いてあった。

私も何か残したいな

残してAお姉ちゃんを吃驚させたい

泉 「私の私物・・・此のゴムと、兎の縫いぐるみと・・・其れから、其れから」

これ以上何もない・・・

携帯は流石に拙いから駄目。

又沢山今度持ってくる

泉は私物を置き椅子に座るとずっとAお姉ちゃんを見ていた。

泉 「Aお姉ちゃんが入れてくれたお茶熱かったけど凄く美味しかった。

役立たずって云うの嘘、Aお姉ちゃんが必要だから戻ってきて・・・っ

Aお姉ちゃんが寝てる時に「御免ね」って云ったの知ってる?

ちゃんと云いたいから早く起きて、ねぇ」

私はAお姉ちゃんのの病室着の裾を引っ張り揺らしたけど起きないや

そんな事分かってるけど、辛いっ

私はAお姉ちゃんの体に顔を押し付けて静かに泣いた。

泣いていると何時の間にか面会時間過ぎてたみたい

敦が迎えに来て帰りたくなかったけど「又来れる」って云ったから一緒に帰った。





泉 「Aお姉ちゃんって呼んでも善い?」

貴 「勿論だよ!!」









泉 「あの日みたいに笑ってよ、Aお姉ちゃんっ」

泣いたってもう遅いんだよ→←今更遅いんだよ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (337 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
330人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もっち - もう意味わからんくらいに泣きました良作品ありがとうございました (9月30日 0時) (レス) @page46 id: 8abd05d020 (このIDを非表示/違反報告)
夢菜 - もう物理的に心が傷んでやばかったです!号泣してティッシュ無くなりました! (7月27日 12時) (レス) @page46 id: d976c5d16a (このIDを非表示/違反報告)
アスパラガス - ベットの上で読んで、大号泣しました…すごいいい話でしたね!ティッシュもハンカチも無くて、枕がずぶ濡れなんですが!? (2022年5月23日 1時) (レス) @page46 id: 3c601836b6 (このIDを非表示/違反報告)
エイリス - やばい涙がやばかったです!ポケットティッシュめちゃくちゃ使いました! (2022年3月21日 8時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
黒芹(プロフ) - 観覧ありがとう御座います!、そこまで泣いてくださって嬉しい?です! (2019年5月29日 15時) (レス) id: e1a12d6e15 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒芹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=huzisamaLOVE26  
作成日時:2017年1月5日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。