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潜入捜査 ページ7

ポートマフィアの拠点から出て異能特務課に着いた頃には夕方になっていた。

毎日色々なところを行き来するとなると気が重くなるが仕方ない。





「ポートマフィアに潜入!?一体何を考えているんですか!」


「君だって数年前は三重スパイなんて器用な真似をしていただろう。」


「それとこれとは話が別です!」




隣で金切り声を上げた安吾に顔を顰めた。




「異能特務課も武装探偵社も関係ない。ボク個人の目的のために潜り込んでるんだ。

君たちに迷惑は掛けないよ。」


「そう言う問題じゃないですよ!貴方に何かあれば…」


「日が暮れる前にボクは探偵社に行く。何か用があれば連絡してくれ。それじゃあ」



「まだ話は終わってません!」






その言葉はフロアのドアを閉めたボクの耳に入る事なく消えた。









*









「失礼します。」


「あ、充ちゃんだ〜」




間延びした声に身体を硬直させる。




「だ、太宰さん…」



何故ボクが太宰にさん付けなどせねばならんのだ。

こいつが「さん」をつけるに値する人間ならともかく、あの太宰が…





「君が噂の異能特務課からきた種田充?」


「はい。よろしくお願いします。

貴方は名探偵の江戸川乱歩さんですね。」





「そう!僕が名探偵の…」と言い出した時には既にボクの耳は別の方に傾いていた。





「Aさん、どうぞ座ってください」


「ありがとう、敦さん」





もう最早違和感しかない。

このフロアにいる全ての人間に「さん」をつけ敬語で話す。悪夢だ…。特に太宰。

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紅月天音(プロフ) - 桜紅葉さん» 本当にありがとうございます!ご期待に添えるよう頑張ります! (2017年2月26日 22時) (レス) id: 0e524395ac (このIDを非表示/違反報告)
桜紅葉 - お返事ありがとうございます。楽しみにしています。これからも頑張ってください。応援しています。 (2017年2月26日 16時) (レス) id: 54de0e772b (このIDを非表示/違反報告)
紅月天音(プロフ) - 桜紅葉さん» ありがとうございます!番外編の件も個人的に考えております。一応まだ終わらないつもりなので引き続き応援よろしくお願いします!! (2017年2月25日 18時) (レス) id: 0e524395ac (このIDを非表示/違反報告)
桜紅葉 - この話サイコーです。その後談で夢主と太宰さんの番外編が見たいです。 (2017年2月25日 13時) (レス) id: 54de0e772b (このIDを非表示/違反報告)
紅月天音(プロフ) - あらりぶさん» ありがとうございます!不定期な更新ですみません…。もっと早くお話を届けられるように頑張ります! (2017年1月28日 15時) (レス) id: 0e524395ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅月天音 | 作成日時:2017年1月17日 21時

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