【文スト】霊感持ちの異能力者は毎日大変です。

謝罪…？ ページ24

No side

太 ｢ねぇ、許してよぉ……｣

『近づかないで下さい、殴りますよ』

今の雨森の纏う雰囲気は 黒そのもの。
太宰への殺,気が止まらない。

泉 ｢A…彼方でお菓子食べよう｣

くいっ、と彼女の服の裾を引いたのは 赤い着物に身を包んだ少女 泉鏡花。

彼方と指差すのは応接間。

泉 ｢女子会｣

キラキラと瞳を輝かせながら云う。
雨森の表情はどんどん緩くなる。

『うん、行く！』

2人が応接間に行くと 太宰の周りを男性陣が囲む。

国木田が太宰の首根っこを掴み、会議室に連れていく。

─────

敦 ｢太宰さん、ちゃんと心から反省して謝った方が良いですよ…｣

谷 ｢そうですよ、まふちゃんに許してもらう為には 誠心誠意謝るしか……(此の儘だと国木田さんの胃が…)｣

ヘタレ組が説得するも、太宰はへらへらとしている。

太 ｢でもぉ〜、大きかったのは本当だよぉ〜？それに柔らかかっ…ぐへぇ！｣

色々が切れた国木田が太宰を投げ飛ばした。
みんなのお母さん 国木田ママ。

国 ｢この！女の敵がぁ！｣

太宰の肩を掴んでガクガクと揺らす。

*その頃*

ナ ｢まふさん、太宰さんを少しでも許して差し上げる気は…｣

『無い。ある訳が無い。』

ナ ｢ですわよねぇ……｣

与 ｢に、しても…太宰も分からないねェ｣

与謝野がそう云い乍お茶を啜る。

雨森以外は 太宰が彼女に惚れている事に気付いているため、今回 太宰がへらへらとしているのは少し以外のなのだ。

春 ｢でも 太宰さんも態とではないだろうし、少しだけ許してあげれないかしら…？｣

春野が微笑みながらも心配そうに云う。

『…じゃあ 次に謝ってきたら考える……』

そして 数時間後。

たっぷり女子会を楽しんだ雨森と
たっぷり説教された太宰。

雨森は逃げる準備をする。
だが……

太 ｢Aちゃん 御免ね｣

投げ掛けられたのは謝罪の言葉。
少し驚きながら雨森が振り返る。

太 ｢態とでは無いとはいえ、触ってしまって…揉んで……御免、なさい｣

意外にも素直な謝罪に動揺する。

『まぁ……反省してくれてるなら良いです…。私にも少しは非がありますし…』

太 ｢ほんと！｣

太宰の瞳が輝く。
そして 出てきた言葉は


太 ｢また今度は私の部屋で触りたいな♡｣



その瞬間 太宰は窓硝子を突き破って外に
吹っ飛ぶ。
雨森 懇親の蹴り。
きっと、骨に三本はお陀仏だろう。

『信じられない！あの糞包帯迷惑噴射機！』

社員達は諦めた。
太宰を更正させるなど 不可能なのだ。

国木田さん Happybirthday!!!→←太宰的ラッキー助平

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