却説、始めますか ページ11
雨森 side
仕事を終わらせて先に帰った私は
色々と準備をしていた
太 「お邪魔しまーす」
準備が終わったタイミングで 太宰さんが入ってくる。
あれ、鍵閉めたんだけどな?
『取り敢えず 其処に立ってください』
其処 と指をさした場所は五芒星の上
太 「え、今から何するの?」
『いいから 立て』
太 「あ、ハイ」
『異能力 ─水の街─』
太宰さんが上に立つのを確認して 異能で聖水を創り出す
『っ…………!』
流石に 体力的にもキツイので
今回は 祓いの札を使う
高いやつ
却説……やりますかね…
『_南無大慈大悲救苦救難広大霊感白衣観世音……』
札を右手に持ち呪文を唱える
太宰さんは何をするのか察したのか 黙っている
悪霊が 祓われる事に気付いたのか
此方に近付いている
『悪霊退散!!!』
悪霊が私に触れる寸前に
聖水と札を悪霊に向けて放つ
"あぁ"あぁ"あ…!!!!!"
凄まじい断末魔と共に 悪霊は消えた
成仏したのか 一時的に消えたのか……
其れは私にも分からない…
太 「えーと…Aちゃん?若しかして 家に呼んだ理由は……」
太宰さんが物凄い量の冷や汗をかきながら此方を見る
『え?……嗚呼 はい。憑かれてましたよ、また』
一瞬で太宰さんの顔が真っ青になった
そう 《また》
今月 3回目である
『はぁ……疲れた……太宰さん、今度 うずまきでパフェ奢ってくださいね』
太 「うん 有難う…」
まだ 顔が青い
もう徐々 慣れてもいいと思うんだけどなァ……
〜その夜〜
太宰は 1人家に向かっていた
太 「しんじゅ〜しんじゅ〜 れっつご〜」
呑気に歌う太宰の後ろに 黒いモヤが近づく
"まっ……で…………だ…ぃ……さ……あ"……!?"
だが 触れようとした瞬間 蒸発したかの様に消えた
太 「誰かに呼ばれた気が……気の所為かな」
太宰のには 未だ乾き切っていない聖水と《悪霊退散》の札がついていた
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月瀬(プロフ) - 魔異さん» リクエスト ありがとうございます!ぜひ書かせていただきます (2019年10月13日 17時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
魔異 - こんにちはです=(^.^)= リクエストです 幼女化するか猫耳メイドになって欲しいです これからも頑張れ頑張れ(*゚▽゚*) (2019年10月13日 17時) (レス) id: b37b6d06e3 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - 大阪さん» 分かりました!文ストキャラが夏目の世界に行く感じで良いですか? (2019年9月28日 8時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
大阪 - 夏目友人帳とかの、妖怪が出てくる話とのコラボ、お願いします! (2019年9月28日 8時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - ソラさん» リクエスト ありがとぉぉおおお! (2019年9月24日 20時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まふ | 作成日時:2019年6月29日 20時