五十八匹 ページ22
神火サイド
本部へ帰ってきた瞬間にエレベーターへ乗り込む。
最上階へ着くころ私の目は青く染まっていた。
――――――――――――
「森さん」
「なんだい神火ちゃん」
掴んだドアノブがミシリと音を立てた。
見つめる瞳にはただ、言え。とだけ気持ちを込める。
「私、りゅーくんを殺させるわけには行かないんだ」
「ほぉ?何故?」
「りゅーくんは可愛い可愛い私の教え子だからね」
森さんが真偽を確かめるように見つめてくる。
そして……
「……良いよ。行って来たまえ」
「ありがとぉ森さんっ!!」
取り敢えずお礼を言って窓を開け放つ。
そのまま窓枠を踏み越えて……
「とうっ!!ばんじゃーん!」
「なにその掛け声!!」
外へと飛び出た。
びゅうびゅうと落下していくなか体を方向転換してマフィアビルの壁を蹴る。
摩擦で靴がちょっと削れたけど気にしないでおく。
「異能力『狩人』第三段階」
血溜まりのような濁った赤へと変色した瞳。
纏うぼんやりとした朱。
確かに彼を思い浮かべる使用証拠。
私は真っ直ぐ港へ向かった。
――――――――――――
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カナzb - え!!ここにもいる!!え、スゲェ！！ あ、しっかりとこの小説も堪能しやすね。ゲヘヘへ！ (2020年1月24日 0時) (
レス) id: a1a86ad9f2 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜 - 銀桜さん» 僕もすごく共感します←メチャクチャうらやましいです…… (2019年9月18日 21時) (レス) id: 2401fbbebc (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 神火ちゃんが色々と羨ましい… (2019年9月17日 0時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜 - 銀桜さん» 有り難う御座います!!リクエスト受け付けるんでなんか思い付いたら言ってくださいね! (2019年9月11日 20時) (レス) id: 2401fbbebc (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 続編おめでとうございます。これからも更新頑張ってください！ (2019年9月11日 17時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弑逆ノ桜 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/homupe2019/
作成日時：2019年9月11日 15時
