初めましてのメェメェメェ。【文スト 青時代 中原中也】

四匹。 ページ6

志信サイド

私はソファーの上であられもない姿を晒し乍うだっていた。

「あ〜あ。昨日は楽しかったのになぁ…」

ポートマフィアのせいで邪魔された…
にしても中原中也か…まさか異能持ちと出会えるなんて!
彼のことも知っているだろうか?

パーカーを羽織ながら考える。
自室を出て近くを通った子が挨拶をしてくれた。丁度良い。

「おはよう御座います主。」
「御早う!ねぇ、急なんだけどポートマフィア…いや、羊の構成員のデータってどこに纏められてる?」

其処から彼のデータを盗みたい。
詰まり彼を知りたい!!

然し彼女は言いにくそうな顔をする。

「申し上げにくいのですが…彼方はただの烏合の衆。此方のようにしっかりした“組織„ではないためそう言ったものはメンバーに聞くしか…」
「ほうほう。成る程…有難う早速聞いてくるよ!」
「は?」

私は即座に音楽プレーヤーと眼鏡を引っ付かんで廃ビルの窓枠を蹴った。

「ぬ、ぬしぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
「あっはっは〜」

さて、誰に聞こうかなぁ…あっ!あの時中也の名前を呼んでいた白い髪の子なんてどうだろうか!
名案だ。そうしよう。

建物の屋根をピョンピョンと跳んでいく。

「ふんふん」

とあるものを辿りながら。

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