○生活録 ページ8
Aside
時刻はおやつの時間を過ぎた。
ふとした時に、行人が突然言った。
「向こうではどんな事をした?」
イタリアで……移住といっても、ただ文化や生活を学びたかっただけ。
世に言うホームステイというやつもした。
「うーん……まぁ最初は住まわせてもらってる人のお手伝いとかかな?慣れたら一人暮らし始めて、近隣の人の畑仕事とか港で漁のお手伝いとか……」
行人は平然とした顔だった。
「それで言葉も完璧になった」
行人はその真顔のまま私をいじりだした。
「だから日本語が退化したのか」
「退化してない!」
仮にしていても、4年ぶりなんだからしょうがないじゃん!?
行人が次に聞いてきたのは、また柄にもない事だった。
「誰か男に近付かれたりは?」
……とんでもないことを言う。そこまで気にされると逆に困る。
「あるわけないじゃんー…」
いや、確かに日本に居るときは知らない男の人に声かけられたりはあったけどね!?
「なら良い」
これがヤンデレってやつ…?やめろください。
42人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
武島排球部員+ - ありがとうございました; すっかり忘れてました(( 次から気を付けます! (2017年6月7日 18時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
言刃(プロフ) - 良い作品ですけどオリフラ忘れてますよ! (2017年6月6日 20時) (レス) id: 5a0e5884d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:武島排球部員+ | 作成日時:2017年6月3日 22時