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重岡side




Aの涙にかなりビビった


顔は笑ってる

嘘の笑いじゃなくてちゃんと笑ってるのに、泣いてる






きっとAも自分で気づかないくらい気を張ってたんやろうな


けど“嬉しい”“ほっとした”と言ったのはAの本音やと思う





記事の件を聞いてAはどう思うんやろ

受け止めてくれるやろか




支えてやらなと思ってAの手を握るけど、どう思われるか不安なのは俺の方やったのかも


微笑みながら握り返してくれるAに、確実に俺は“安心”した





マ「まぁ結論から言うけど、あの記事は雲雀の自作自演だった。

しげの事が好きで気を引きたかったらしい。」








ここにたどり着くのはかなり大変やった

毎日向こうの事務所に押しかけて、うちの事務所にもクレームが入って何度も怒られた



それでもこのチーフマネージャーは最後まで俺に付き合ってくれて



ほんまに感謝しかない




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「何度来ていただいても雲雀はおりませんしあなた方とお話をする事はございません。

お引き取りください。」




最初はマニュアル通りであろう当たり障りのない断り方だった受付の方も、ハッキリと断り、警備員が待機するようになった





こんな事芸能界ではご法度なんやろうな

下手したら事務所同士の共演NGになりかねない


大手の事務所からNGが出たら、多くの仕事を失う





けどイベントは明後日

手段を選んでる暇なんてない


なりふり構わず、ただ真実を確かめたい








今日も無理か...

さすがに俺らがおるって分かってたら警戒するやろうし、このままじゃ間に合わへん

何か他の手を考えんと





マ「え...おい、しげ!!あれ!!」


急に肩を叩かれてビクッとした


マネージャーの指差す先を見ると、そこにはまっすぐこっちに向かってくる雲雀さんの姿があった







雲雀「どうして...

どうしてここまでするの!?」




フロアに響き渡る程の雲雀さんの声に、その場にいた人達の目線は一気に俺らに注がれた




「雲雀!なんでここに来たの!
自宅で待機する様に言ったでしょ?

あなた方もいい加減お引き取りください!」



雲雀「帰りません!

重岡さん、私重岡さんのことがずっと..「雲雀!!やめない!!」





目の前で繰り広げられる女性2人のやりとりと気迫に圧倒される






「...一旦応接室へ」




ここではまずいと判断したのか、俺たちは応接室に案内された

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bunny(プロフ) - かさん» わ、ごめんなさい...見てくれてる人がいると思ったらやる気出ます!!早くお届けできるように頑張ります! (2021年3月30日 10時) (レス) id: 9cbebb29f1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き足りないです、お願いデスっっ更新を…(><) (2021年3月30日 3時) (レス) id: 1dc60e8858 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさぎ | 作成日時:2021年2月6日 7時

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