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『こんな風にヒーローが駆けつけてくれるなら、私はこの先どんなことがあっても、全然怖くないよ

大毅くん、いつもありがとう』




頼られるのは嬉しいけど照れる

それに久々に会って、こんな風に素直に話してくれるAが可愛いすぎて、正直もう抑えられない




「なぁ、からだってもう本当に大丈夫なん?」



『へ?うん、大丈夫だよ!』




その言葉を聞いて、俺はAにキスをした




「ごめん、倒れてすぐやのに...

ヒーローなんてかっこいいもんちゃうで

Aに会いたくて死にそうやったし、Aが俺の事嫌になったらどうしよとかそんな事ばっか考えてる」



『私そういう話聞きたいよ?

大毅くんが思ってる事ならどんな事でも聞きたい

大毅くんに不安になって欲しくないし、大毅くんが望んでるものを私が叶えたい


だから弱音とか吐いて欲しいし、共有して一緒に乗り越えていきたい


甘えて欲しいし、必要とし合いたいし、本音言い合って喧嘩とかもしたい』



Aがものすごく一生懸命に話すのがかわいくて、思わず笑ってしまう



「ふふっ、喧嘩したいんや」


『えっ、おかしいかな!?
だってだって本音を言い合えないと喧嘩ってしないでしょ?
だから...』




もう一度Aにキスをする



「せやな、いつか喧嘩もしよな」



『うん////』






こんな風にAを抱きしめながら、本音を言い合えてるってたしかに進展した気がするわ



ん?

Aが本音を言ってくれるようになったのは小瀧のおかげ...





『...大毅くん?なんか顔こわいよ?』




「A、そういやなんで小瀧が病院におったん?」



『え、あ...』




分かりやすいAの表情を見る限り、絶対なんかあったな




「嘘はあかんからな」



『嘘なんてつかないよ!

その...小瀧さんと話してる時に倒れたみたいで、そのまま小瀧さんが運んでくれたんだって』



「でもメンバーはなんも言ってなかったで?」



『打合せが終わった後に2人で話してて...』



明らかに気まずそうにするAをさらに追い込む




「2人で?何話してたん?」





しばらく異常な程瞬きをしながら何か考えてたみたいやけど、観念したのかゆっくり俺を見上げた




『大毅くんとの関係とかを聞かれて...付き合ってるとかは話してないけど、私が大毅くんを好きっていうのは言っちゃった』





思ってたよりも、というかどちらかというと俺が喜ぶような内容で、一気に緊張が解けた

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bunny(プロフ) - かさん» わ、ごめんなさい...見てくれてる人がいると思ったらやる気出ます!!早くお届けできるように頑張ります! (2021年3月30日 10時) (レス) id: 9cbebb29f1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き足りないです、お願いデスっっ更新を…(><) (2021年3月30日 3時) (レス) id: 1dc60e8858 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさぎ | 作成日時:2021年2月6日 7時

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