好きになっても良いですか？2（赤） (ページ45)

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目が覚めると大毅くんの腕の中にいた

うそ、このままの態勢で寝てたんだ...

大毅くんからだ痛くなかったかな？

昨日は暗くてよく見えなかった大毅くんの顔が至近距離ではっきりと見えて恥ずかしくなる

よく寝てる...

今何時かな？

時計を探そうと身体を起こそうとすると、大毅くんに引き戻された

「おはよう」

『おはよう』

半分寝ぼけてるのか、抱き枕を抱き直すように私を引き寄せ、またスースーと寝息を立てている

困ったな...

今日お仕事だし今何時か確認しないと

幸いまだ外はそんなに明るくないから遅刻するような時間ではなさそう

少し身体を離してもう一度大毅くんの顔を見る

ふふっ

寝顔可愛い

おでこにキスをすると、今度は腕をすり抜けるように下に潜って、なんとかベッドから抜け出した

リビングに行くと自分の携帯を発見する

『なんだ、まだ4時だ』

安心してもう一度寝室に戻ってベッドに入る

「ん...A？」

『あ、ごめんね、携帯取りに行ってた』

「おはよう」

『ふふっ、おはよう

さっきも言ってくれたよ』

「え、ほんまに？寝ぼけてたわ

今何時？」

『まだ4時だったからもう少しだけ寝たら出ようかな』

「んー、車で送るから5時半にアラームセットしといて」

そう言うと、まだ眠たいのか「はよおいで」とお布団をまくって私の入るスペースを作ってくれる

『ありがとう』

私も眠気が襲ってきて大毅くんの腕の中でもう一度眠りに落ちた