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暗闇の中、車に向かってゆっくり歩く






そういえば大毅くん、インタビューの時にも言ってた



“大切な人と、晴れた日の青空が綺麗な公園で食べたい”


って...




あれは、私と同じようにあの日公園で食べたサンドイッチを思ってくれたのかな?






どうして私を橋本さんのお店に連れて行ってくれたんだろう




本当に私の事を“大切な人”だと...


いやいや、そんなはずない!




だってちゃんと話したの今回で2回目だし








でも私にとって大毅くんは...「A!」



腕を掴まれてハッとする





「車こっちやで?

どうしたん?ボーッとして」







一人で考え込んで、車を通り過ぎるところだったみたい





『ううん、ごめん』




「...何も言わんと連れてきたし疲れたよな?

家着いたら起こすし寝とき」






そう言って助手席のドアを開けてくれる








私が乗り込むと、手に持っていたジャージを膝にかけてくれた








私何やってるんだろう...


こんな素敵な所に連れてきてくれたのに...







『あの、』


運転席に乗り込む大毅くんに声をかける






「ん?」









『嬉しかった。


花火も、橋本さんのお店も。

すごく...嬉しかった。



連れてきてくれて、ありがとう。』







気持ちを伝えると、大毅くんが嬉しそうに私の頭を撫でる




「よかった。また来ような」









決めた。


大毅くんとのお仕事が終わったら


きちんと気持ちを伝えよう





私にとって大毅くんは...“大好きな人”だから

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なべ(プロフ) - 更新されるのを楽しみにしてます!大好きなお話です!これからも頑張ってください!! (2021年2月2日 19時) (レス) id: 2eed2100af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさぎ | 作成日時:2020年4月13日 0時

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