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『もちろん約束は覚えてるよ!


けど...大毅くんドラマとか忙しそうなのにこの間も私の喜ぶ所に連れていってくれたり、ななちゃん達ともたくさん遊んでくれて


私にも何か出来ることないかなって考えたんだけど全然思いつかなくて...


せめて簡単にできて健康にも良いごはんをちゃんと作って食べて欲しいなって思ったの!』





自分で言ってて虚しくなる


ほんと、私は好きなだけで何もできてないなぁ...









「なんや...そういうことか」



心なしかほっとした声に変わる






「レシピが送られてきたから次教えてくれる料理候補なんかなって思ったら、俺が1人で作る感じやったし


もう会いたくないって言われるんかと思ったわ」







『そんなこと...絶対にないっ』





「安心した。

今週の金曜早く終われそうやねんけど、あのレシピの中のどれか教えてくれへん?」





『でも』





「こんな風に俺の健康を気遣ってくれて嬉しいけど、Aと一緒に作った方がもっと力になるし休まると思うねん」






勝手に、会わない方が大毅くんは休めると思ってた


けど、私と一緒でも休まるのかな?






『...ドラマの撮影中なんだよね?

朝早かったり、台本覚えたりとか...




仕事終わりに迷惑じゃない?』







「迷惑ちゃうよ

Aは相手を思って自分を下げすぎ



俺にとっての癒しはAやから」







私が癒し?

そんなわけ...






「あーーー!!!!!」




『なっなに!?』




「良いこと思いついた!

そんなに心配してくれるんやったら、俺んちでごはん作ろう!」






へ?...大毅くんち!?







「それやったら自分ちやしリラックスできて、Aが来るまで台本読んだりできるし、Aの料理も食べられる!

最高やん!
それなら文句ないやろ??」







『だめだよ!大毅くんの家なんて!』





「なんでなん?忙しいのを心配してくれてるんやろ?

レシピ見ただけじゃ作られへんからなぁ

Aが教えてくれなコンビニのごはんばっかになってまうわ...」







ず、、、ずるい








「もし何かしたいと思ってくれてるなら、俺はうちに来て料理を作って欲しい


あかん?」









あー

ずるい





そんな風にまっすぐ言われたら

答えは1つしかない







『...わかった』



「よっしゃ!

ほな金曜仕事終わったら連絡して

あー楽しみやな」









私は最初から


大毅くんのこういうところに惹かれてるんだ

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なべ(プロフ) - 更新されるのを楽しみにしてます!大好きなお話です!これからも頑張ってください!! (2021年2月2日 19時) (レス) id: 2eed2100af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさぎ | 作成日時:2020年4月13日 0時

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