好きになっても良いですか？（赤）

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「ちょっと飲みもん買ってくるわ

お茶でええ？」





じゃれてる間にコンビニの駐車場に車を停める



Aのせいで体があつい








『や、私が行くよ！』



慌ててシートベルトを外そうとするAの手を掴むと動きが止まる






「その頭で？」

ぼさぼさの頭を指差し笑いながらそう言うと、また慌てて髪を整え始めた






ほんまいじめがいがあるやっちゃな笑







「なんか欲しいもんあったらLINEして」


念のためマスクをして車を降りるとコンビニへ向かった






ちらっと車の方を見ると、サイドミラーを見ながら必死で髪を整えてるAの姿




意外と天然なんよなー








麦茶と緑茶を手にとりカゴに入れていると、ポケットの中で携帯が震える









Aいちばん高いアイスクリーム





いちばん高いって...


車の方を見るとさっきまで髪を整えてたAがこちらを見て睨んでる




ちょっと怒ってるやん

あかん、可愛すぎるわ





shigeりょーかい笑




返信すると、ハーゲンダッツを2つカゴに入れてレジに向かった







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「はい、いちばん高いアイスクリーム」




車に戻るとまだ拗ね気味なA



『まだちょっと怒ってるんだからねっ』





そう言いながらも『わぁー！ハーゲンダッツだ！』と表情は一気に笑顔に






「怒ってたんちゃうん？」



『...アイスクリームありがと』



口をとんがらせながらもお礼を言うA


いくらだった？と財布を出すのをやんわり止める





「せっかく可愛くしてくれたのに髪ぐしゃぐしゃにしてもうたし」



『でも、私が頼んだんだし...』



「それくらい男に払わせてや」





早よ食べな溶けんで？と言うと、もう一度『ありがとう』と言ってアイスクリームを見て嬉しそうに微笑んだ

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