【文豪ストレイドッグス】中原中也の妹は武装探偵社の社員になったそうです。

その7 〈ポートマフィアにて〉 ページ11

3日がかりの任務から帰ると首領に呼ばれて行ったらとんでもない事を告げられた。


？「Aが消えたってどういう事ですか！！」


？「いや、それは全く分からないが、昨日から何処にも居ないんだよ。」

？「えー？A居なくなったのー？」


此処はポートマフィアの首領の部屋。そこには、オレンジ色の髪の帽子を被ったイケメンと白衣の首領、それと金髪の可愛いらしい幼女がいた。

………中原中也と首領の森鴎外とエリスだ。



森「…エリスちゃんは尾崎君の所でケーキを貰って行くと良いよ。」

エ「リンタロウは？」

森「後で行くよ。」

エ「バイバイチュウヤ。」

中「ああ…」

まともに返事なんて出来ない。

バタン

エリスが部屋から出ると首領の顔は一気に首領らしい顔に変わった。


森「広津さんの調査によるとA君は恐らく生きてるだろう。」

首領の言葉に少し安心するが問題はそこからだ。

中「具体的に何処に居るとかは？」


すると首領の顔が僅かに強張って、


森「いやそれが何故か判らなくてね。普通の奴らなら半日で居場所まで判るんだがね……流石手を汚さない幹部級マフィアだ。兄とは違う力があるね。まぁ能力もだけど。」

中「………」

何故なんだッ！

森「それについては私も調べておく。君は次の任務に取り掛かりなさい。」


中「ッ!………はい。」


そう言って部屋から出る。当然だが、Aの捜索に加わりたかった。


……が、首領に逆らう事も出来ない。


……A。お前、何処行ったんだよ。

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