コミュ障だから実はチートだって言えない

大ピーーーンチ ページ31

あれから数日経った



あの後乱歩さんは敦くんを連れて事件を解決しに行ってしまったので超推理を見れなかったのが残念だった



(『連れてってください』とか言う勇気はない)



そして今、私はピンチです




遂に…この時がやって来てしまったか...




くそ...




なんということだ...





..まだその時ではn....あっはい早く話しますね((




こんなにためる程のことではない事だけど、
今私は谷崎さんとナオミちゃんと一緒に依頼された事件を解決しに行くところなんです








その依頼というのが...聞いたことないんすよ





...ええ、そうです、聞いたことないんです。




普通はいつも事件をあらかじめ知ってるーなんて人はいないけど、私はほら、トリップしてきたじゃないですか、







だから今まで起こったことは全てアニメや漫画で見てきたから分かってたんです。





そのおかげで座敷童子の活動は順調でして、探偵社では有名な座敷童子になりました( ･´ｰ･｀)ﾄﾞﾔｧ
でもこの事件知らない...習ってない...←






『ひええ...』

「Aさん、大丈夫ですか？」

『あっごめんね、大丈夫だよ！』
ナオミちゃんは今日も美しい。

「なんか物凄く顔色悪いけど」
『大丈夫です！』






ナオミちゃんと谷崎さんがナチュラルに腕を組みながら心配してくれた



そして励ましてくれた

「大丈夫だよ、なんて言ったってAさンは探偵社の座敷童子なンだから」

「そうですわよ！大丈夫！今回もきっと幸運なミラクル起こしてくれますわ！」
「ねー！お兄様ーっ！」 「ｸﾞｱｯちょ、ナオミ！」

『うっうん...』





──言えない。『今回の事件は知らないので無理デース』なんて。

その期待が尚更私の胃の穴を広げているなんて。


...犯人っぽいやつには片っ端から異能かけまくるか(混乱)

お綺麗です→←座敷童子

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す