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無頼派 四 ページ24

「……太宰さんが、記憶がない?」

ワシらは太宰クンとあっちの太宰クンの話を敦クンに言うと黙ってしまった

「せやからワシらでこの本を浄化させんねん。協力してくれるか?」

そう言うと、後ろから革靴の音が聞こえた

「げほげほ……」

「太宰の野郎が記憶喪失だって?」

知らない顔……いや、一方は想像できるわ

「中也クンと……」

「僕の名は芥川だ」

「芥川……芥川!?」

安吾が驚いてんで?

確かに一寸ワシらの知ってる芥川さんとちゃうわ〜

「で?太宰が記憶喪失だって?」

「せやねん……どうやらポートマフィア?の時の記憶やねんて」

「……って事はそこの人虎を知らねェって事だな?よくバレずにいれたな」

「……如何すれば治るのですか」

そう言われてワシは肩を落とす

「この本を浄化するしかないねん。でも道とかは判らんから協力頼んでもええか?」

そう言えば芥川さんの方は黙っていた

「俺が案内する。目撃情報も俺は幹部だからよく入ってくるしな」

そう言った途端、中也クンの後ろから

「んあ〜俺も行くぜぇ?」

「げっ……酔っ払いじゃねぇか」

「だぁかぁらあ、俺はぁ、酔っ払ってねぇよぉ」

そう言いながら酒瓶を持って絡むこっちの中也クン

「後で一緒に飲んでやるから少し待っとけ」

「約束だぜぇ?」

……あっちの世界の中也クンむっちゃ人ええやん

そう思いながら中也クンはワシを見て

「……で、手前がサンピン……いや、織田作之助か」

そう言ってワシを見てから少し笑ってから

「こっちの太宰の面倒も見てやれ」

と言って背を向け中也クンが出て行った扉から手を振りながら出て行った

矢っ張りあっちの太宰クンはワシ……いや、あっちの織田作之助に思い入れがあるんやな

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杏奴(プロフ) - こちらの小説を初期から読んでいました。完結しているようですが、番外編として文スト×文アルの短編集を執筆していただけませんか? (2020年3月17日 12時) (レス) id: 528c02e07c (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 長音_chinon_さん» ありがとうございます! (2019年10月19日 11時) (レス) id: ca9d24e2f0 (このIDを非表示/違反報告)
長音_chinon_(プロフ) - 完結おめでとうございます!楽しかったです! (2019年10月18日 22時) (レス) id: a14d8293f8 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 歴史馬鹿さん» ありがとうございます! (2019年10月14日 17時) (レス) id: ca9d24e2f0 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - リュカさん» ふふふふ新作おめでとう (2019年10月13日 21時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュカ | 作成日時:2019年10月10日 11時

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