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二章 五節 ページ18

歩きながら話していると話を聞いた中也が

「つまり?此処は架空の世界で……あ?」

あ、判ってない

「一寸待て……意味判らねェ」

「まあそうだよね……あ、なら今日一緒に僕達の所に来ないかい?」

そう言うと中也は疑いながら此方をみる

「……俺が、手前らの様な作家だったってことか?」

「いや、中也は、詩人なんだけど……凄く綺麗な詩を作るんだ」

俺だって元々中也の詩が好きだった

「性格はあんなんだけど繊細で綺麗な詩なんだ」

そう言えば中也は少ししてから笑った

「手前、其奴の詩が好きなんだな、嘘じゃなさそうだな」

「し、信じてくれるのか?」

「ああ、この異常現象を止めるのも協力する……と言いたいところなんだが、あれもその侵食者って奴か?」

そう言って中也が指差した場所に中島敦と芥川さんと太宰がいた

苦戦している様

「行くよ、太宰君」

「はい!」

本を武器に変えて戦う

「太宰君、頼りにしているよ」

そう言って芥川先生が笑う

「っ……ありがとうございます!」

そう言って二人で同時に斬ると、侵食者は消えた

「……げっ、中也」

「あ?太宰もいたのかよ」

そう言って中也さんが太宰を睨むと太宰は鼻で笑った

「今日も小さいねぇ」

「ああ?」

……もしかしてこっちの太宰と中也って仲が悪いけど何方かと言うと俺の方が喧嘩売ってるの?

「ほら、帰ろう。あとで迎えにくるね。中也君と僕」

「……僕は……」

「楽しみにしてるぜ。おい芥川、首領に報告しに行くぜ」

そう言って一時別れて図書館に戻ると

司書は笑っていたが、何処か疲れ切った顔をしていた

「太宰先生、話があります」

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杏奴(プロフ) - こちらの小説を初期から読んでいました。完結しているようですが、番外編として文スト×文アルの短編集を執筆していただけませんか? (2020年3月17日 12時) (レス) id: 528c02e07c (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 長音_chinon_さん» ありがとうございます! (2019年10月19日 11時) (レス) id: ca9d24e2f0 (このIDを非表示/違反報告)
長音_chinon_(プロフ) - 完結おめでとうございます!楽しかったです! (2019年10月18日 22時) (レス) id: a14d8293f8 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 歴史馬鹿さん» ありがとうございます! (2019年10月14日 17時) (レス) id: ca9d24e2f0 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - リュカさん» ふふふふ新作おめでとう (2019年10月13日 21時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュカ | 作成日時:2019年10月10日 11時

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