こんな文豪さんは如何でしょう?【短編集】【合作】

続き ページ5

太「ねぇ…。」

『ひゃあ！？！？』

耳元で囁かれた！？！？しかも息多めで！！

太「ふふっ。やっと顔、見せてくれた。」

私が慌てて逃げようとすると、

太「だーめ。」

私の手首を引っ張って、私を抱き寄せ、

太「逃がさないよ…？」

またもや息多めで私に囁いた。擽ったくて仕方がない。

『それ、やめてください…！！///』

太「…。」

『…？』

ちゅっ

『！？！？』

太「ん…。」

『ん、んん…！！』

太宰さんは何を思ったのか私に接吻してきたのだ。

優しい香りに、少し鼻を突く薬の匂い。

そして、私の間近にある秀麗な顔。

一際終わった後、太宰さんは

太「可愛かったよ。」

と私に微笑み、外套を着て、ビデオを直し、帰っていった。

『…。太宰さんの馬鹿…///』

後日、太宰さんと同じ外套が送られてきた。

太宰さんからだ。

手紙も入っていたので読んでみると、

《君が其れを被っていた時、つい我慢できなかったのだよ。御免ね。お詫びにと言っては難だけど明日、此れを着て来て欲しいな。》

と書かれていた。
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長い！済まん！そして片割れちゃん！君は悪くない！

大嫌いな相棒兼　　中原中也【by双黒の片割れ】→←甘い怪談 太宰 治【by赤珠】

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