【文スト】仕事で宮城にとばされました【HQ】

とばされました ページ24

Aside

小「ここが第二美術室、突き当たりが第二音楽室
　 この辺は移動教室とかでよく来るかも」


昼食を食ベ終えた私は小林さんこと陽向に学校案内をしてもらってる
陽向とは気が合うみたいですぐに仲良くなれた

で、2人で校内を散策して…


「聞いた?この辺出るらしいよ」「分かる！七不思議でしょ」

「この前も吹部の2年生が見たって！」「えー怖ｯ」


ふ え て る

いや、友達増えるし楽しいんだけど…

この人数で歩くと目立つの！！周りの人の視線が痛いｯ！
私目立ちたくないんだってば！

そして名前が覚えられん！
ゆきだかまきだか似た様な名前ばっかなんですけど！！

私一度に何個も覚えらんないっつーの！

「ね、Aちゃんそーゆうの信じる?」


『私！？信じないよ！全く全然！！えーと…まきちゃんは？』


ま「まきはこっち、そっちは結衣ダヨw」


『ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ！！』


結「あぁちょっといいから！土下座なんてしないで！？」

ゆきじゃなかったゆいだった！ダメだ覚えらんねぇ


小「はいはい、だいたい周ったけど覚えられた?」


『え、もう周った！？まだここ1階じゃあ…』


小「ここ4階ですけど！？階段上ってきたよね！？しかもそこにF4って書いてあるし！」


ま「絶対アンタ覚えてないね？」


『まさかぁ！覚えた覚えた』


結「じゃウチらの教室は？」


『3階！』結「惜っし〜い！2階だよ」

「「惜しくない/ねェよ！覚えてない/ねェじゃん」」


『本当に覚えたって！食堂と自動販売機のトコと玄………関…！』


小「それだけ！？学校生活において大分不便だよ！
　 あと玄関って言う時の間は何！玄関一番大事よ！？」


私の欠点その1とその2が同時にバレてしまったか…

私は極度の方向音痴(その1)で1度に何個も覚えられない(その2)なのだ！
最近の学校ってのは広すぎて困る


ま「うーん…もう一回周る時間はないが、まだ10分ある、微妙だな」


結「じゃあ屋上行こう？今日は晴れてるから景色もいいだろうし」


小「そーだね、ココの屋上は冬以外は出入自由なんだ！
　 この時季天気が良いと風が気持ちいいし、景色も綺麗だよ」


『へぇー行くー！』


ということで私御一行様は屋上へ向かった



小「着いたー」


ま「やっぱ晴れてるねェ」


結「遠くまでよく見えるよー」


『おぉー確かにいい景色だねぇ』



「A！！」


どうやら先客がいたらしい

この声は………えーと…………誰だっけ？


『…及川君?』

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