【文スト】夢幻ノ夜

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パン パン


音が響き、そして______



「「「A、誕生日おめでとう‼」」」



部屋の中に、複数の声が響き渡った。


その声の主全員の手には、クラッカーがあった。


「………えっ？」


「おや、A。

今日はそなたの誕生日であろう？」


「そうだっけ？」


「やッぱり忘れてやがッたか。

今日は12月22日……手前の誕生日だろうが」


「いや〜、Aの分の仕事は疲れたよ」


「いやいや、良くやってくれたよ」


Aの目の前には、

太宰、中也、紅葉、鷗外、エリス、広津と、その他数名が居た。


「真逆、誕生日の為に仕事を？」


「だってA、仕事ばっかりだったから、

今日位はゆっくりしてくれたら良いなって」


「そうだよね〜」


「食事の用意も出来ておるようじゃ。

行くぞ、A」


「はい」


そう云い、皆で向かったのは、広い部屋。


その中心には、色とりどりの食事が置かれている大きな食卓。


「凄い………」


「こういう事に関する仕事は早いよね、首領」


「太宰君、非道いなぁ。

私だって部下の誕生日くらい祝うよ〜」


「そんな事より早く食べましょ！A」


エリスに手を引かれてるA。


それにAは____________


「はい」


と、応えた。

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