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21* ページ24

1日の休暇を貰い、

Aはある場所へ向かった。


「敦」


「!姉さん」


Aが向かった場所は、弟の敦が居る孤児院。


「今日はこの本を読んであげる」


手には1冊の本が有る。


誰もいない、適当な所で2人は座った。


「今日は休み?」


「いきなり休暇を云い渡されて、

貴方の所に行くことにしたの。

最近逢えてなかったから」


「ありがとう、姉さん」


満面の笑みをAに向ける敦。


その敦を愛おしそうに見るA。


その様子は、育っている環境は違っていても、まごう事無き“姉弟”だった。


「じゃあ、読むよ」


「うん」


本を開き、文字を読んでいくA。


暫く経つと、読み終えた。


「如何だった?」


「面白かったよ。あっ、姉さん」


「何?」


「僕、姉さんのお陰で字が書ける様になったんだよ!」


「凄いよ敦!」


「エヘヘへ」


Aは淳の頭を撫でると、敦は顔を少し赤くして笑った。



敦が読み書き出来る様になった理由。


それは、Aが本を読んでくれるからだった。

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神無月碧依(プロフ) - ミツキーバルスさん» ありがとうございます!現在、続編で番外編を書いているので、頑張ります! (2018年2月23日 18時) (レス) id: 4f3e692970 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキーバルス - はじめまして、こんにちわ!真昼にノ夜...終わセラなのね!?そうなのね!?太宰さんも好きですし、この小説好きです(^з^)-☆これからも頑張ってください! (2018年2月23日 14時) (レス) id: 26afa14b64 (このIDを非表示/違反報告)
神無月碧依(プロフ) - 凛月さん» ありがとうございます!続編もよろしくお願いします! (2018年1月7日 9時) (レス) id: 4f3e692970 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - 夢主が真昼で刀の名前はノ夜……私時が合いそうな人を発見しました。面白いです。頑張ってください! (2018年1月7日 3時) (レス) id: e61878ea3b (このIDを非表示/違反報告)
神無月碧依(プロフ) - 雪見だいふくさん» ありがとうございます!今、続編を書いているので、そちらもよろしくお願いします! (2018年1月6日 21時) (レス) id: 4f3e692970 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天閑 | 作成日時:2017年12月3日 22時

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