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此れは、まだ太宰が

マフィアを抜ける前の話_______

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Aは首領に呼び出され、彼の執務室へと向かった。


「首領、Aです。

返事は結構なので勝手に這入ります」


そう云い、中に這入る。

其処には、Aの存在に気づかず、追いかけっこをしている首領・鴎外の姿があった。


「エリスちゃ〜ん」


「キモいから近づかないで!」


「非道いっ。でも可愛いから許す!」


「ホントにキモい」


「確かにキモい」


Aが呟くと、鴎外はAの方を見た。


「やぁ、A君。

相変わらず君も容赦無いね」


「事実ですから」


「グスッ」


「其れで、何の用ですか?」


「あぁ、今日の事なんだけどね」


鴎外は、エリスが居るにも関わらず、執務椅子に座った。


「今日が如何かしましたか?」


「A君……君は今日は休みだ。

今日1日はゆっくりと休み給え」


「………は?」


いきなりの休暇命令に、思わず間抜けな声が出てしまった。


「何故でしょうか?」


「ほら、此処最近休みなかったみたいだし。

君の仕事は、太宰君と中也君に頼んだから、

仕事の方は安心してくれて構わないよ」


「………本当に如何したんですか?」


「何でも無いよ〜。

でも、今日の夜此処に来てくれると助かるよ」


「夜………ですか?」


「時間は………19時で構わないかい?」


「はい」


「では、19時に、また」


「判りました」


Aは不審に思いながらも、鴎外の執務室から出た。

21*→←19.5*



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神無月碧依(プロフ) - ミツキーバルスさん» ありがとうございます!現在、続編で番外編を書いているので、頑張ります! (2018年2月23日 18時) (レス) id: 4f3e692970 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキーバルス - はじめまして、こんにちわ!真昼にノ夜...終わセラなのね!?そうなのね!?太宰さんも好きですし、この小説好きです(^з^)-☆これからも頑張ってください! (2018年2月23日 14時) (レス) id: 26afa14b64 (このIDを非表示/違反報告)
神無月碧依(プロフ) - 凛月さん» ありがとうございます!続編もよろしくお願いします! (2018年1月7日 9時) (レス) id: 4f3e692970 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - 夢主が真昼で刀の名前はノ夜……私時が合いそうな人を発見しました。面白いです。頑張ってください! (2018年1月7日 3時) (レス) id: e61878ea3b (このIDを非表示/違反報告)
神無月碧依(プロフ) - 雪見だいふくさん» ありがとうございます!今、続編を書いているので、そちらもよろしくお願いします! (2018年1月6日 21時) (レス) id: 4f3e692970 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天閑 | 作成日時:2017年12月3日 22時

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