〃 ページ43
……
晶子「過度の疲労と、睡眠不足……おまけにここまで酷い怪我…
これは、怪我は治ったとしても、暫くは目を覚まさないだろうねェ」
敦「そんな……ｯ」
谷崎「……」
晶子「何、ウジウジしてるんだい
一生目を覚まさないって訳じゃないんだよ?」
敦「……けどｯ」
晶子「はぁ…そこまで云うンなら」
谷崎「？」
晶子「こう云うのはどうだい?」
______________________________
__意識不明の人が、突然目を覚ましたのには、幾つかの例がある。
一つは、大きな音がした時。
一つは誰かが泣いている時。
そして、もう一つは……
谷崎「えーと……、風鈴ちゃん、改めまして、
谷崎だよ、分かる?」
「……」
人から、話しかけてもらったとき。
谷崎「さっき、仕事から帰ったンだけどね……
皆、暗くッてね…
……あっ、中でも一番国木田さんの凹みようが一番凄かったなァ。
最近、隈が出来まくっててさ…アハハｯ…。」
そう云うボクも、隈が出来てたりする。勿論、皆だって。
彼女が戻ってきた時から、まともに寝れたのは何時だっただろう。
…ナオミも、いまだに一睡も、眠れないでいる。
谷崎「あのね……風鈴ちゃん、僕は君と話したコト、あんまりないけどさ……
君のコト、ちゃんと大切な仲間だと思ってるよ。
太宰さんから聞いたンだ。僕らに、嫌われてたンじゃないか、怒っているンじゃないかって君が思っているって。でもさ…大丈夫だよ」
ガーゼが貼られている頬にそっと触れてみた。
……そういえば、彼女にこうやッて触れるのは初めてなンじゃないかな。
谷崎「……」
そう思うと、少しだけ、いや、かなり照れくさい。
谷崎「ボクは、風鈴ちゃんの事嫌ってなンかないよ。
きっと、皆も同じ気持ちだから……。
怒ったりなンかしてない。
……いや、でも無茶した事については怒ってるけどね。こんなボロボロになって」
彼女をそっとなでながら小さく呟いた…
谷崎「(ﾎﾞｿｯ)目が覚めたら……ボクも、君と話してみたいな……
はぇ?!;(何云ってンだボク!?)←
ッて、ナ、ナオミが!ナオミが云ってたんだよ!!」
結局、しどろもどろに誰に向けてか弁解しながら、彼女と初めての、2人だけでの会話(？)は終わった。
本当、何がしたかったんだろボクは……
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ユキ(プロフ) - 部活の後輩さん» コメントありがとうございます！是非読んでみてください。(´∀｀*) (2018年3月13日 0時) (
レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)
部活の後輩 - 初めて2次創作のトリップ物の小説を読みましたが、読みやすく、面白かったです。他の物も読んでみようと思います！ (2018年3月12日 19時) (レス) id: fed3a9ed93 (このIDを非表示/違反報告)
羽龍 - ユキさん» マ、マジスカ…こんなヤツガレが………(光に帰る) (2016年5月15日 23時) (レス) id: 50a5462bf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 羽龍さん» 私でよければ。よろしくお願いします！ (2016年5月15日 23時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
羽龍 - ユキさん» はい！……あの、迷惑でなければヤツガレと友だt((…いえ、お互い頑張りましょう！ (2016年5月15日 22時) (レス) id: 50a5462bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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