[文豪ストレイドッグス×刀剣乱舞]蒼の雪猫 (ページ21)

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猫の金平糖　１－７ページ21

事後報告(と取引)に依り、マフィア加入が決定した。

そんな話を聞いたのは、その部屋に引きこもり始めて()、少し経った頃だった。…

～～～～～

「…拷問？」

「あー、まぁ、才能探し、みたいな物」

…そんな会話があり、私は其処、捕虜室に居る。

立場逆転だが。

「…知って居る事を、全部教えて」

「……」

だんまり。

知ってたけど。

「…そ、先に云っとくね。

　私さ、利己主義の塊なんだ？」

～～～～～

其の日からだ。

私が拷問班に配属になったのは。

拷問班の幹部派閥は、尾崎さん。

そう、[尾崎紅葉]、能力名[金色夜叉]の、５大幹部のだ。

私は某双黒の派閥に属さずに済む事に僅かばかりの安心を覚え、のうのうと引き籠りし乍ら。

拷問専門班に吐かせられない褒められるべき頑丈さを持つ捕虜の拷問を専門に請け負った。

因みに言うと、ほぼ１００％吐いて居る。

残虐性と薄情の権化だの何だの黒服は好き勝手言ってくれて居る。

甚だ失礼とは思いつつ、日々の仕事を考え直して観ると残念乍ら彼らの言い分を否定はできない

立場に居る。

人間としての憐憫の感情諸々欠落して居ると噂されて居ると知った時には流石に傷ついた。

そんな事ないけど。