ねここ様リクエスト�� ページ9
もしかしたら首領の発言は嘘で、実は中に雅が居るんじゃないだろうかなんて考えながらドアを開いた。
首領の言葉を疑うなんて、もしマフィアに人の心を読む異能者がいたら不敬罪に問われそうだな、と自嘲したら、異能では無いが人の心を読めそうな青鯖の顔が脳裏に浮かび、眉をしかめる。
「…邪魔すんぞ」
一応声をかけ、部屋に入った。
部屋は暗い。
矢張、帰ってきてないようだ。
薄々判っていた事とはいえ、結構へこんじまってる自分に呆れた。
靴は脱がずに部屋に上がる。
無いとは思うが、若しコレが敵の罠なら、直ぐに対応できるよう靴は履いたままが良い。
廊下を歩き、リビングの扉を開けた。
そこは数ヶ月前に訪れた時と大差無い、私物が少ない殺風景な部屋だった。
何か手掛かりは無いものかと部屋を漁り始め、まるでストーカーの様な自分の行動に気付いてしまい、また嘲笑った。
なんだか今日は、自分を嗤ってばかりだと情けなくなる。
まさか、泣く子も黙るマフィアの五代幹部の俺が、たかが少女一人の失踪でこんなにも身を持ち崩すとは。
「…何処に、行ったんだよクソが…」
ズルズルと崩れ、ソファに凭れかかった。
携帯を取り出し、雅に電話をかけようとするといつの間にか首領からメールが入っていた事に気が付いた。
急ぎの連絡だとヤバイ、と慌ててメールを開く。
だが文面は、当たり前の事しか書いていなかった。
『雅ちゃんの部屋から、何か手掛かりがないか探して。人員は自由に動員して良い』
「…ははっ、なんだよやっぱ皆、アイツが必要なんじゃねえか」
俺だけがイカれたんじゃねぇ。
アイツが俺を、俺たちをイカれさせたんだ。
口の端が、つり上がるのが判る。
再び立ち上がって、この物の少ない部屋に珍しく、荷物がやけに重なっている場所があるのを見つけた。
…何かを隠してんのか。
異能を使い、荷物を退けると其所には扉があった。
ドアノブに手を掛けると、鍵は掛かっていなかったらしく、扉はすんなりと開いた。
「…!?んだこれ、さみいッ!!」
思わず悲鳴を上げた。
部屋は、この季節にあり得ないほど寒い。
電気が付いていない中、手探りで電気を探し、付けた。
「ったく、一体な、にが…」
絶句した。
見渡す限り酒、酒、酒だった。
寒いと思ったら冷房がガンガンに動いていた。
室温は10度、寒い筈だ。
…見た目は未成年どころか小学生と言われても信じてしまいそうなのに、一体どうやって此処まで集めたんだ？
- 金 運: ★☆☆☆☆
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アイカ(プロフ) - アンケート、2で1です！更新楽しみにしてます！ (2018年5月27日 11時) (
レス) id: c5df0e4c03 (このIDを非表示/違反報告)
猫音@底辺(プロフ) - アンケート両方2ですかね。更新ファイトです！あ、もし落ちありになったら太宰さんがいいです。注文多くてすいません。これからも応援してます！ (2018年4月8日 16時) (レス) id: 4738577f15 (このIDを非表示/違反報告)
冷 - Q1:1 Q2:1…ですかね…。 (2018年4月4日 11時) (レス) id: 350a847f52 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - アンケートは両方�△任�願いします！ (2018年4月2日 19時) (レス) id: cdd9e80849 (このIDを非表示/違反報告)
デュラララ！！(プロフ) - アンケートの答えQ1が�，�Q2が�△播衂爾靴泙� (2018年4月2日 2時) (レス) id: 2688be90e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亂 | 作成日時：2017年2月19日 21時
