16. えっ、うん…? ページ19
森「えっ、うん…?」
此方は、とあるビルの最高層に位置する首領室
森鴎外は戸惑った様に目の前でニコニコと笑っている彼女を見る
森「えっとね…A君、少し私は混乱してるンだけど…」
A「あ、説明不足でしたか?
右から順に愛人、ママ、お兄さん、パパです」
で、此の可愛い子が鈴です
森「え、あ、…うん?
右から太宰君、中也君、安吾君、織田君なのは知っているし目の前にいるから分かるよ?
そして、君の隣にいる鈴君が可愛いとも思う。まァ、一番はエリスちゃんだけどね?」
エリス「リンタロウ、気持ち悪い」
森「酷い!!でもそんなエリスちゃんも可愛いよ!目に入れても痛くないっ」
先程まで、Aの意味不明な説明に森は困った様に首を捻っていたが今は何故か話が脱線している
そんな様子を見かねて安吾が簡潔に説明し始めた
安吾「我々は無事任務を遂行し、敵を壊滅させました。彼女の初任務にしては上出来かと思います」
森「ほー…、壊滅ねェ」
森が鈴をジロジロ見る
中也「此の餓鬼が此処で使い物になるとは俺も思いません。ですが…Aが拾ってきた餓鬼です。何か拾った理由があると俺は考えます」
中也が森に意見を述べる
味方はしないと言ったくせに嘘つきですねェ、とAがクスリと笑った
中也の言葉に森も軽く頷いた
森「私は無駄な経費は出したくない主義だが…今回は彼の可愛さに免じて許しちゃおうかなァ」
12歳までは私の守備範囲だからね
其れに…中也君が言った通り、A君には鈴君を拾った理由が何かあるのだろう?
森は緩い笑みを浮かべAを見る
A「首領…実は私、料理が出来ないンです」
Aが唐突に言った
森「え、うん…?」
謎のカミングアウトに森が戸惑う
其れに構わずAは喋り続ける
A「料理が作れないから外食しようと思うンですけど、外食するのも面倒で…。然も私…家庭料理の味に物凄く飢えているンです。だから…外食じゃあ駄目なんです」
森は取り敢えず考えるのを止めた
彼女の思考を読み取る事が面倒になったからだ
A「だからこそ鈴が必要なんです」
鈴が料理を作ってくれたら外食なんて必要無いし、家庭料理の味も堪能出来ます。
物凄く合理的だと思いませんか、首領?
596人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おかか - 最後のページ見た時に「いくらでも評価してやんよ」って言った私は悪くない。(;・з・)~♪ (2017年1月6日 21時) (レス) id: b950937163 (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 続編に行きますね〜ε-(´∀`; ) (2016年9月6日 15時) (レス) id: 527d7c6641 (このIDを非表示/違反報告)
アキ - お話すごく面白かったです。更新を楽しみにしています。 (2016年7月5日 22時) (レス) id: ac12fbc69d (このIDを非表示/違反報告)
萌里(駄作者)(プロフ) - 佐久間 楓さん» その後中也にボコボコにされた萌里氏であった… (2016年6月24日 21時) (レス) id: ee5dbdbcba (このIDを非表示/違反報告)
佐久間 楓(プロフ) - 萌里(駄作者)さん» 激しく同意します♪ (2016年6月24日 16時) (携帯から) (レス) id: 273ed63bb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沖縄県産マンゴー | 作成日時:2016年5月23日 5時