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百花繚乱、ちりぬるを/ページ1/Patricia ページ2
「うっわー…信じられないわ」
長い茶髪をなびかせながら、
神奈は目の前の光景に目を伏せた。
そこには、ある一つの神社が佇んでいた。
普通、ここに来るくらいで
神奈はこんな反応はしない。
顔を歪ませたのは何かの訳があったのだ。
肩に掛けていた鞄が、どさりと地に落ちる。
成る程、そんなにショックだったか。
今の神奈は、言うなれば
「豆鉄砲食らった鳩」に等しかった訳なのだ。
朱色の鳥井、
奥の向かい合っている狛犬、
そして何も飾らない街路樹。
最近は神社でも
電子機能を採り入れている時代で、
こんな神社に誰が来るのだろう。
そのまま表情を崩さずに、
神奈が鞄を拾って石畳を踏んだ事は言うまでもない。
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作者名:文芸部 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月30日 20時