[ＲＫＲＮ］綾部と私の３６５日＊3

be with you *55 ページ6

A「では…失礼します」






私は校医の新野先生に軽く礼をし、保健室から出た。


いつの間にか外は暗く、月が雲間から顔をのぞかせている。






私は「数馬」(本人がため息をつきながらも名前をもう一度、教えてくれた)

によってふくらはぎに丁寧に巻かれた包帯を見つめた。









私は午後の授業で告げられたあのぶっとんだ課題よりも三木エ門が心配だったので、


授業後はほとんどの時間を保健室で過ごしていた。


そのためか、疲れがどっと湧き出るようで、思わずため息が出る。









A「今日は一人で寝るのかー…」








三木エ門は数人の忍たまたちと一緒に、早朝ランニングで行方不明になった私を探していた最中、

高熱とともに倒れたというものだった。









けれど、なぜこうも急に三木ヱ門の体調が急変したのか、腑に落ちない点が多い。





三木ヱ門は、「頭痛がする前に一瞬見たことのない忍装束の忍者を見たような気がした」

だなんて言っていたけれど…。やはりそれも謎だ。









私が一人頭をひねっていると、
ふと午後に出た課題のことを思い出した。








だいたい、何なんだ！あの人間離れした課題は！

四年生といえどもまだみんな十三歳だぞ！←


どう考えてもおかしい。せめて砲弾演習程度にして…。









それに数馬が言うには、
数年前までは四年生がこのような訓練をすることもなかったらしい。




…何故？









私はここでぶるると身震いをした。


夜の空気も、私がここに来た時と比べれば暖かくなってきてはいるが、

こう、制服一枚となると流石に心もとない。







こういう時は、とっとと布団にＧＯだ！









A「ほーうたーいはー♪
　 しっかーりまーいてーもきーつすっぎっずー♪・・・」









そしてこんな何気ないときに包帯の歌が出てくるのも、保健委員クオリティ。

私はそのまま、てくてくと長屋に向かって歩き出した。

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≪今日のラッキーアクション≫

自分の自慢話を誰かに語りまくれ！！３時間語れれば合格。

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