[ＲＫＲＮ］綾部と私の３６５日＊3

be with you *53 綾部side ページ4

滝夜叉丸に戦輪を無造作に返すと、彼は得意げに前髪を払いのけながら、




滝夜叉丸「私はさらに戦輪を極限まで極めるべく、優美かつ可憐なフォームを研究していたのだ！
　 っ、それなのに輪子…お前と言うやつは…っ！
　 いったいお前は何が不満なのだ、一緒に話し合えばきっと解決できる…っ！」






滝夜叉丸は戦輪をむんずと掴みながら
語りかけ始めた。


そんな様子の彼にAは苦笑いしながら、




A「滝夜叉丸？とにかく此処では駄目だ、せめて学園内で投げてくれ…」


滝夜叉丸「学園内…？っ、そ、そうか！A、それだ！
　 輪子の機嫌が悪くなってしまったのは、急に環境が変わってしまったからか…！」









「いや、そうでは…」と口をはさむ僕の言葉はおかまいなしに、

滝夜叉丸は戦輪にただひたすら頬ずりをしている。





滝夜叉丸「おお、可哀想に…私が悪い、驚かせてすまなかった…輪子…っ」





またいつものように始まったので、
僕はAを先に促した。





綾部「滝夜叉丸ー、先に学園に帰ってるからねー」


滝夜叉丸「は！ま、待て喜八郎！」









こうして運悪く滝夜叉丸と道中で出会ってしまった僕たちは、

『何故私はスターと呼ばれるに相応しいのかの百箇条』
を延々と聞かされながら、ようやく学園に着いたのだった。

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≪今日のラッキーアクション≫

自分の自慢話を誰かに語りまくれ！！３時間語れれば合格。

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