[ＲＫＲＮ］綾部と私の３６５日＊3

be with you *72 ページ23

長屋の角を曲がると、すぐ寝間着姿の綾部に出会った。

私はその場でトントンと駆け足をしながら話しかける。



A「綾部！昨晩は本当にすまなかった！その、後でまた！」

綾部「あー、三木ヱ門は先に向かってるってー」






綾部の返事になっていない返答に、私は左手を挙げて応じた。

そして部屋に着くが早いが、肩衣、装束を着、元結で髪を結び、手甲を装着して…






…着る順番さえあべこべだが、私の布団が几帳面に畳まれていたことには驚いた。




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急いで校庭に出ると、案の定ほとんどの忍たまが集合していた。

私の後から残りの下級生たちがバタバタととやってくるのが見える。

そして何刻か後。





全員が集まった報告を受けると、
中央の台に立つ学園長先生が口を開いた。



学園長「よし、皆揃ったようじゃな。
　 今日は予定通り、忍たまによる大マラソン大会を実施する！
　 今から体育委員会が提出した、今大会の規則を説明するのでよく聞いておくように」





学園長先生は一つ咳をして間をおくと、







学園長「まずスタートは学園内。そこから体育委員会のつけた道導をたどりつつ、裏々々々山
　 まで行き、戻ってきてもらう！学年対抗で一人あたりの時間平均で得点がつけられる！
　 なお、午前が高学年、午後が低学年で行うものとする。
　 それ、以上じゃ！」






簡潔すぎる学園長先生の説明に、
一年は組実技担当の山田先生が挙手して言った。





山田「しかし学園長先生。
　 それでは低学年になればなる程、不利となってしまいます。
　 それに午後に低学年というのも、土壌の状態から考えていかがなものかと」




学園長「その件については、わしが取り決めた学年ごとの出発時刻で公平になっておる！
　 後者は、そうじゃのう…。
　 何なら低学年は明日に回しても良いな、それならば経路も縮めることが出来る」
　









この言葉に、「わぁい！」と歓喜の声が低学年から湧いた。

(おそらくその大半は一年は組のみんな)









…いいなぁ！←









すると五年生の不破雷蔵先輩が挙手し、


不破「それでは、武器などの持ち込みはどうなるのでしょうか」





この言葉に、私の周りの四年生までもが
ぴくり、と反応した。

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≪今日のラッキーアクション≫

自分の自慢話を誰かに語りまくれ！！３時間語れれば合格。

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