be with you *63 ページ14
校庭内はその後騒然としていたが、先生らや上級生はすぐに繰上げされた予定に対処すべく
それぞれの場所に向かっていった。
七松「おぅい、体育委員は全員集合ー!」
こんな時でも七松先輩は、豪快な笑顔を見せながら委員を集めている。
田村「七松先輩率いる体育委員会が経路担当となると…寒気がするな」
A「三木ヱ門。…本当に明日やるのか?」
田村「学園長先生は、一度決めてしまったらなかなか引き下がらないお方だから」
「そうか」と答えながら、いっそ風邪でも引きたい気分になる。
あんな速さであんな距離を走る集団の中に放り込まれるなんて
たまったものではないからな…
すると三木ヱ門は明日までに仕上げるはずの活動をすると言い残し、走り去ってしまった。
私も何かすることはないかと周りを見渡していると。
数馬「先輩、A先輩てば」
A「うわ、…何だ、君か。か…かずや。かず…数馬か!」
数馬「はい…やっと覚えていただけて嬉しいです…
先輩、僕たち保健委員会も活動がありますよ」
A「保健委員会が?何故だ?」
私が小首をかしげると、数馬の後ろから
いつからいたのか乱太郎と左近がひょっこりと顔を出す。
乱太郎「なぜなら!
それは保健委員会は、怪我人が出たバヤイ、その救護が必要な時のために、
すぐに対応するという役目を担っているからでーす!」
左近「まぁ、保健委員会なのでもっともなことですびゃっ!」←
善法寺「左近ー、語尾噛んでるよ((
よしみんな、我々も急いで医務室に向かおう、特にAはまだ慣れていないから
色々と教えることがたくさんあるしね」
伏木蔵 「すごーくスリル〜」
A「はーい!…と言うより伏木蔵 、これはスリルなのか?」
伊作先輩たちの笑顔に呼応するように、私も顔をほころばせた。
今ではすっかりファミリーと化した保健委員会の雰囲気が
身に染みて嬉しかった。
何気ない日常がどんなものよりもありがたい。
本当に、そう思った。
なのでこの後、転んだ伊作先輩につまずいて
皆が将棋倒しになったことには触れないでおこう。←
伊作先輩は、これが「タヌキ退き」
(追手の目前で急に地面に伏せ、追手がつまずいてコケている間に逆方向へ逃げる)
の手法なんだよ、と誤魔化すように笑っていたけれど。
伊作先輩、それ違いますって!←
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≪今日のラッキーアクション≫
自分の自慢話を誰かに語りまくれ!!3時間語れれば合格。
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サラスティー(プロフ) - ももりんさん» ももりんさん、ありがとうございます…!戦闘シーンは私自身頑張ったところだったので(笑)とても嬉しいです!応援していただき感謝です…!! (2015年3月27日 16時) (レス) id: 74dfc3bef1 (このIDを非表示/違反報告)
サラスティー(プロフ) - 生まれたてさん» そう言って頂けて嬉しいです、うーチャン!私も大好きなんです、勘右衛門が← (2015年3月27日 16時) (レス) id: 74dfc3bef1 (このIDを非表示/違反報告)
サラスティー(プロフ) - 笹豆腐愛し隊隊長十六夜サザンさん» 殺気、分かります(笑)勘チャン…!嬉しいです!頑張ります! (2015年3月27日 16時) (レス) id: 74dfc3bef1 (このIDを非表示/違反報告)
ももりん - バトルがおもしろかったです!続編楽しみにしてます!! (2015年3月27日 16時) (レス) id: 45e6ebfad2 (このIDを非表示/違反報告)
生まれたて - 勘ちゃんの戦闘シーンがかっこよすぎです!情景が浮かんできました!勘ちゃん愛してます♪ (2015年3月27日 11時) (携帯から) (レス) id: 079e5a0b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サラスティー | 作成日時:2015年1月12日 13時