[ＲＫＲＮ］綾部と私の３６５日＊3

be with you *62 ページ13

学園長「明日の明朝から夜にかけ、忍たまマラソン大会を行うこととする！」




一同がどよめいた。

私も開いた口が塞がらない。
前置きがあったことから、たいして重要な事でもないと察しはついていたけれど。

いやいやいや！もう早朝トレーニングで地獄を味わいましたから！←








学園長「そう、名付けて『超絶死闘！忍たま大ウルトラ山嵐マラｓ(((( 」

潮江「学園長先生」




学園長先生の言葉を見事に遮るように手を上げたのは、六年い組の地獄の会計委員長、
ギンギ…いや、潮江文次郎先輩だった。





学園長「ぬ、なんじゃ潮江文次郎！お主今わしの言葉を遮ったな！」

潮江「実は会計委員会の仕事で、明日までに今月の各委員会の決算書を上げなければならない
　 予定ですので、大会は次期に先延ばしていただけないでしょうか」

学園長「ふん、やると決めたものはやるのじゃ、すべての予定は見送りにせよ！」







するとこの一言で先生方も猛反対をし始めた。

「学園長先生、毎度のことながら、いくらなんでも急すぎます！」

「明日は二年生の大切な野外訓練がある予定が」

「火薬委員会は久々に火薬の調査研究をするはずだったのに！」←土井先生の叫び






ちなみにタカ丸さん曰く火薬委員会は、火薬の在庫確認以外に特に際立った仕事が無く、いつも
「何してんだかわかんない。そんなことでいいんかい?」
と言われることがだいたいお約束らしかった。←






しかし学園長先生は、周囲の先生たちの非難を物ともせず、
「静粛に！」と皆を一喝してそのまま目を閉じる。




学園長「近年の各学年の実技試験結果を調べると、どの学年も年々評価が下がってきておる！
　 これは基礎体力の衰えに直結している大問題じゃ。
　 よって急きょ、今回のマラソン大会を開催する運びとなったのじゃ」






ここで学園長先生は片目を開けて私たちの反応を見たので、

「は、はぁ…」

パラパラと拍手が起こるものの、
皆乗り気ではなさそうだった。



学園長「なんじゃっ！その生ぬるい拍手は！
　 全く…。そうじゃ、明日のマラソンの経路の下調べ及び規則決めは、
　 体育委員会に任せるものとする、以上じゃ！」




滝夜叉丸「えええええ！？」



後ろで滝夜叉丸の驚き嘆く声が聞こえる。
学園長先生がフェードアウトすると、いやまして全学年が騒ぎ始めた。

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≪今日のラッキーアクション≫

自分の自慢話を誰かに語りまくれ！！３時間語れれば合格。

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