せんせーみたいな人になりました ページ38
『解放って言ってもこの氷どうにかするしかないよ？私今なんも力使えないただのカスなんで……あれ、涙出て来た』
太「これが本当の自傷行為」
『慰めてくださいよ！！あーそんなことよりこの氷どうにかする方法考えますよ！』
太「君、さっきやったみたいに芥川くんの氷削ってみたら？」
樋「私に芥川先輩を撃てと言ってるんですか？できるわけないでしょ殺しますよ」
『でもこのままじゃガチで芥川凍傷になっちゃう。いや私のせいなんだけど。本当にすみませんでした』
樋「謝って済むなら警察は必要ありません」
『それマフィアのセリフじゃないよね！？』
取り敢えず芥川の外套が出るくらいまで溶かせばいいんだよね。やっぱここは轟(父)を召喚すべきでは…
太「あ、A、A組に何でも作れる子いなかったっけ？」
『八百万百。確かにあの子なら何かしら作れるかも…』
太「ならA…」
『わかってると思うけど、私はいけないから。あ、太宰さん、あの子に手ェ出したらぶっ殺しますからね。1分で帰ってきてください」
太「無茶言わないでよ！？」
＊
そんな訳で観客席に来たはいいけど、さっき会ったばっかのよく知らない男が急にストーブ使ってくれなんて通報されないかな((
太「八百万さん、少しいいかい？」
八「太宰さん、でしたよね。みなさん、少し席を外しますね」
太「急にすまないね。せっかく観戦中だったというのに」
八「いえ、構いませんわ。どうかされたのですか？」
太「単刀直入に言うと、君の力を借りたいんだ。個性でストーブのようなものを作ることは可能かい？」
八「え？えぇ、できますけど…え？」
太「詳しくは言えないのだけど氷を溶かしたいんだ。このままでは最悪人が凍死する可能性があるのだよ」
八「い、今すぐお作りします！」
八百万さんはくるっと後ろを向いた。再びこちらを振り返った時にはその手にはストーブと白い粉が入った瓶があった。
太「これは…？」
八「塩です。氷は塩をかけるとより溶けやすくなります。私に出来ることはこれくらいでしょうから」
太「やはりヒーローの卵だね、機転が利く」
八「そう、でしょうか……」
太「君にしかできないことだ。自信を持っていい。君のおかげで助かる人もいる。君は立派なヒーローになれるよ」
1分は無茶といえど早く戻らなくては。私は彼女にありがとうと一言残し、ストーブを抱えて走った。
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きな粉の介 - めっちゃ笑いました!更新頑張ってください！ (2023年4月5日 17時) (
レス) @page40 id: 9166b2a8c5 (このIDを非表示/違反報告)
＜コ：ミ(プロフ) - 設定キーワードのクロスフェードってクロスオーバーと間違えてませんか…？ (2019年5月9日 22時) (レス) id: b213e88fd4 (このIDを非表示/違反報告)
[いくと](プロフ) - 月明かりさん» たしかにw太宰さんは人気者ですねぇw意外と太宰さんの髪の毛に需要があって驚いてますw (2017年11月10日 19時) (レス) id: aa1c3c8a58 (このIDを非表示/違反報告)
月明かり(プロフ) - 中也もそうですけど国木田さんもその藁人形を使いますねwwwww (2017年11月5日 1時) (レス) id: ccac1e297a (このIDを非表示/違反報告)
[いくと] - ルルさん» コメントありがとうございます！そんなところに需要が！！(笑)中也さんとかが呪いそうですね(笑)更新頑張ります！ (2017年11月2日 20時) (レス) id: 31ad1d6ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：[いくと] | 作成日時：2017年8月14日 11時
