せんせーみたいな人になりました ページ36
太「樋口さん、私に協力してくれないか？」
樋「寝言は寝てから言ってください。探偵社に協力するなど…」
太「協力してくれるのなら、君の上司の命は私が保障しよう」
樋「……何をするつもりですか」
太「簡単なことさ。だが説明している暇はない。君が協力してくれるなら、その銃で私の動きを封じる氷を壊してくれ。
私も、あの子に芥川くんを殺させる訳にはいかないからね」
樋口さんは少し俯いた後、覚悟を決めたような表情でこちらを見た。
樋「これは貸しです」
パァン
氷に何発か弾丸を打ち込めば私を捕えていた物質は砕け、晴れて私は身の自由を取り戻した。
太「では、私がAを無事止めることができたら、その貸しはなしってことで」
冷やされ続けた足がじんわりと熱を持つ。違和感は拭えないがそんなことを考えてられる暇はない。
A、自分は教える柄じゃないと君は言ってたけど、必死に爆弾を止めて生徒の晴れ舞台を守ろうとする君の姿はもう立派な先生だったと私は思う。
先生なら生徒の勇姿を見守ってやるのが役目だろう。こんなところで人を殺めている場合ではないのだよ。
戻ってこい
太「A！！！」
腕を引き、彼女の華奢な体を閉じ込める。
異能力《人間失格》
暴れていた彼女の体から段々と力が抜けていき、Aは私に体を預ける形で意識を失った。
芥「何故………何故僕を助けた……何故その女を守る……その女の何が………」
太「この子が嫌いかい？」
芥「なんの苦しみも知らず、他者の力で生きる。他者がいなければ、一人では何もできないような弱者だ。僕はそれが許せない」
太「……苦しみなら知ってるさ。それに、一人では何もできないというのは誰にでも当てはまることだよ。この子に限った話じゃない。
よくAは弱いと思われがちだし自分でもそう思ってる節はあるけどね…
Aは強いよ
私が言うんだから間違いない。現に君は今この子によって身動きが取れない状態だろう？さぁ、どうしてやろうか…」
芥「ッ………！」
樋「それ以上近づくな！！」
落ち着いたAを寝かせ、芥川くんの方に歩いて行った時だった。
ポートマフィアの彼女は国木田くんに拳銃を突きつけ、こちらを睨んでいた。
樋「それ以上芥川先輩に近づけば、お仲間がどうなるか、お分かりですよね」
一難去ってまた一難
さて、今度はどうしたものかな
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きな粉の介 - めっちゃ笑いました!更新頑張ってください！ (2023年4月5日 17時) (
レス) @page40 id: 9166b2a8c5 (このIDを非表示/違反報告)
＜コ：ミ(プロフ) - 設定キーワードのクロスフェードってクロスオーバーと間違えてませんか…？ (2019年5月9日 22時) (レス) id: b213e88fd4 (このIDを非表示/違反報告)
[いくと](プロフ) - 月明かりさん» たしかにw太宰さんは人気者ですねぇw意外と太宰さんの髪の毛に需要があって驚いてますw (2017年11月10日 19時) (レス) id: aa1c3c8a58 (このIDを非表示/違反報告)
月明かり(プロフ) - 中也もそうですけど国木田さんもその藁人形を使いますねwwwww (2017年11月5日 1時) (レス) id: ccac1e297a (このIDを非表示/違反報告)
[いくと] - ルルさん» コメントありがとうございます！そんなところに需要が！！(笑)中也さんとかが呪いそうですね(笑)更新頑張ります！ (2017年11月2日 20時) (レス) id: 31ad1d6ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：[いくと] | 作成日時：2017年8月14日 11時
