せんせーみたいな人になりました ページ35
芥川side ※Aさんを激しく嫌う描写があります
武装探偵社…あのような小さな組織にこんなにも厄介な奴がいたとは。やはり太宰さんの目は間違っていなかったということか……
芥(……気に入らぬ！)
僕は強い。
僕の《羅生門》は強い。
貴様のような猿真似とはわけが違う。
貴様が二度と立ち上がれぬよう四肢を食いちぎってくれよう！
芥「《羅生門》・顎！！」
ズドン、と音を立てて僕の黒獣は女を喰らった。
衝撃により煙幕がかかる。数秒後、煙が晴れるとそこにはあの女が立っていた。
何故、僕の異能をまともに受けて無傷だと…！？
その後も次々と息をする暇もなく攻撃を繰り出した。が、女は全く意に介さず不敵に笑ってこちらに歩んできた。
不気味に口角を釣り上げ、ユラユラと覚束ない足取りで近づいてくるその女は最早行きている人間だとは思えなかった。
芥(これは……)
太宰さんの異能か…異能力無効化、僕の悪獣を消せるのはあの人の力しかない
益々気に入らん…！！
芥「なんと弱い異能だ！他者に頼らなければ何もできないと同義ではないか！なんの努力もせず、ただ恵まれた能力であの人のそばにいるなど許されることではない！！
なんの苦も知らない貴様があの人の力を使うな！！」
その後も攻撃を続けた。だが、結果も変わらなかった。
僕の力ではこの女にかすり傷１つつけることはできなかった。
息を整えようと攻撃の手を少し緩めた時だった。女は攻守交代とばかりに目にも留まらぬ速さで僕の間合いに入り、攻撃してきた。
僕の黒獣で。
だが猿真似は猿真似。威力も速さも僕より劣っている。所詮この程度か。
そう思っていられたのは数秒だけだった。
攻撃に対応しながら女を見ていると不意に目の前にいた女が姿を消した。
僕が目線を動かすより速く、背中に衝撃が走った。
芥「ぐっ……！？」
視界の端にその姿を捉えたのはまた一瞬。再び姿を消し、現れては攻撃を繰り出す。対応するのがやっとになってきた……
芥「ちっ……探偵社員の異能か…！」
だが、数回でその動きが規則的であることが分かった。次、殺さずとも傷１つくらいつけてくれよう。
そう決して拳を握ったはずだった。
体温を奪う冷たい物質。自由が効くのは首から上だけだった。
まっすぐ先には幽霊のような彼女。
遠くで部下の声が聞こえた気がした。
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きな粉の介 - めっちゃ笑いました!更新頑張ってください！ (2023年4月5日 17時) (
レス) @page40 id: 9166b2a8c5 (このIDを非表示/違反報告)
＜コ：ミ(プロフ) - 設定キーワードのクロスフェードってクロスオーバーと間違えてませんか…？ (2019年5月9日 22時) (レス) id: b213e88fd4 (このIDを非表示/違反報告)
[いくと](プロフ) - 月明かりさん» たしかにw太宰さんは人気者ですねぇw意外と太宰さんの髪の毛に需要があって驚いてますw (2017年11月10日 19時) (レス) id: aa1c3c8a58 (このIDを非表示/違反報告)
月明かり(プロフ) - 中也もそうですけど国木田さんもその藁人形を使いますねwwwww (2017年11月5日 1時) (レス) id: ccac1e297a (このIDを非表示/違反報告)
[いくと] - ルルさん» コメントありがとうございます！そんなところに需要が！！(笑)中也さんとかが呪いそうですね(笑)更新頑張ります！ (2017年11月2日 20時) (レス) id: 31ad1d6ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：[いくと] | 作成日時：2017年8月14日 11時
