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カルテ22 ページ24






「あぅぅ………」
「しっ、シロ、元気だして…?」
「之も足がスースーするぅ…」


半泣きのシロを慰める敦。




結局メイド服を着せられ全員に写真を撮られる始末。
しかもガーターベルト付きだったので太宰は写真を撮る間際スカートを思いっきり捲り、其れを赤面したシロが涙目で抑えるという背徳的な写真が社内に出回ってしまった。






そしてメイド服のまま帰され、明日の朝出勤するというとばっちり。

正直敦の敦が大変な事になりかけている。


そんなこんなで家に着いた。




「シロ、座ってて…?今日は僕が作るから。」
「うん………」


シロを大人しく座らせ夕食の準備をする敦。


今夜もシロは全てを食べきる事は出来なかったが、一寸ずつ食欲が出てきたので敦も嬉しかった。



そして風呂。



「シロ、お風呂に入ろっか。」
「ふろ……?」
「えっと、水で体の汚れを流すの。」
「…!お水ッ!!」

シロが嬉しそうに飛び跳ね、2人で小さな風呂場に入る。







初めて見る石鹸やシャンプーにシロは興奮しタイルで足を滑らせ頭を打ちかけた。
敦はシロが怪我をしないように手を繋いだ。


髪の洗い方も分からないシロを前に座らせ目を瞑らせ洗った。



敦も髪を洗い終わり、体を洗う事に。




シロを立たせ、耳元から洗っていく。





「ひゃ、あっ、くんッ、くすぐった……いぃっ…」
「ッ//////」


耳が弱いらしいシロから甘い声が紡がれる。
敦は赤面しつつ丁寧に洗っていく。

すると、シロの首元の太宰が付けた痕が目に入る。


「……シロ、之………」
「(ビクッ あ……」
「上書き、していい…?」
「うわ、がき?」


シロの上目遣いに我慢が出来ず、太宰のと同じ箇所に噛み付く。



「あぁぁっ!!あっ、はぁっ………っあ…っ」
「んっ…………」


敦が噛み付くとシロは体をビクッと反応させ声を出す。
その声に敦は更に強く吸い付く。


シロはおかしな感覚に襲われていた。


人間のは、痛かったのに…あっくんのは、気持ちぃ…


もっと、もっと、して欲しい……






そんな本心が現れ、敦の頭を離すシロ。
敦が顔を上げるとシロは顔を紅潮させ目がトロンとしていた。



「あっくん、ちゅう、して…?」

カルテ23→←番外編ーシロと呼び方ー



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No.0 - 42話の敦くんの一人称が俺になっています。何か意図があって俺にしていたなら、すみません! (2019年1月27日 17時) (レス) id: f53043040e (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - おもしろいです。続編希望です (2017年7月20日 5時) (レス) id: 84b7979bce (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - こんな遅くですが読んでて凄く楽しかったです!続編希望です!! (2017年3月19日 19時) (レス) id: bacc85789b (このIDを非表示/違反報告)
赤月 - 完結おめでとうございます!続編希望です! (2016年10月31日 16時) (レス) id: 196406772c (このIDを非表示/違反報告)
赤喰 - 完結おめでとうございます!続編作って欲しいです!! (2016年9月26日 23時) (レス) id: 63178f43ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十一葉(といちば)さん | 作成日時:2016年8月9日 17時

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