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カルテ15 ページ16







「小僧、その辺にしておけ。おい太宰、彼奴を社長の所に連れて行くんだろう。」
「あっ、そうだ忘れてたよー。シロ君、私と一緒に社長の所に行こっか♡」
「ひぃぃ…………」



語尾にはぁとマークを付けた太宰が素早くシロの背後に回る。
背筋に走る悪寒に震えたシロは社内を逃げ回った。




「くっ、来るなっ!!やだっ!うわぁぁぁ!!!!」
「まぁぁてぇぇぇ」←
「うわぁぁぁぁん!!!!」




並ぶ机の周りを5周程した所で国木田が太宰の頭を叩いて終わった。


「安心しろ小僧2号。俺も同行してやる。」
「あっくんとか、じゅん来てくれないの…?」
「2人は仕事だ。其れとも太宰と2人が良いか?」


国木田の脅す様な言葉にシロはぶんぶんと首を振る。





「えー私はシロ君と2人きりがいいn「ガウッ!!」亦!?」

太宰の言葉を遮る様に再び腕に噛み付いた。




「ほら行くぞ、小僧2号。」
((小僧2号って…))
「うん…。」



国木田の言葉に皆が突っ込む中、シロは差し出された国木田の手をキュッと掴む。


「まるで親子みたいだねぇ、国木田パパ。」
「誰がパパだ誰がッ」
「早く行こう…?」


太宰と一刻も早く距離を取りたいシロはグイグイ手を引っ張る。



国木田はため息を付くと社長室に向かった。

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No.0 - 42話の敦くんの一人称が俺になっています。何か意図があって俺にしていたなら、すみません! (2019年1月27日 17時) (レス) id: f53043040e (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - おもしろいです。続編希望です (2017年7月20日 5時) (レス) id: 84b7979bce (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - こんな遅くですが読んでて凄く楽しかったです!続編希望です!! (2017年3月19日 19時) (レス) id: bacc85789b (このIDを非表示/違反報告)
赤月 - 完結おめでとうございます!続編希望です! (2016年10月31日 16時) (レス) id: 196406772c (このIDを非表示/違反報告)
赤喰 - 完結おめでとうございます!続編作って欲しいです!! (2016年9月26日 23時) (レス) id: 63178f43ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十一葉(といちば)さん | 作成日時:2016年8月9日 17時

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