カルテ14 ページ15
｢ん…………うー……？｣
シロが眩しさに重たい瞼を開くと、朝になっていた。
隣で寝ていた敦はいない。
｢あっくーん…？｣
｢あっ、シロおはよう。ご飯もう出来るから座ってて？｣
｢うん………｣
寝惚けているのか少しフラフラしながらテーブルの前に座り、コックリと船を漕ぐ。
｢ほら、食べよ？昨日みたいにキツかったら言ってね。｣
｢ん…いただき、ます。｣
昨日同様フォークを使ってご飯を食べる。
シロは昨日よりも空腹感に襲われ、恐る恐る食べてみると前回より食べる様になっていた。
｢シロ、僕は亦昨日と同じ所に行くけど…どうする？｣
｢………人間がいるところ？｣
｢？まぁ、そうだね。あ、でも、谷崎君いるよ。｣
｢…じゅん、居るなら…行きたい。｣
｢じゃあ一緒に行こうか。｣
｢うん。｣
朝食を食べ終わり片付け、2人は探偵事務所に向かった。
･
･
｢おっはよう、敦君！そしてそしてー…シロ君ッ!!｣
｢ひっ……………｣
敦が扉を開けると太宰が笑顔で飛び込んできた。
シロは昨日の事を思い出して敦の後ろに隠れる。
｢…矢っ張り未だ怖い？シロ。｣
｢…この人間が、ボクを、噛んだ……｣
｢えぇッ!!?｣
シロを襲った犯人を見て敦が驚愕の声を上げる。
｢あれ？シロ君、敦君に何も言ってなかったの？｣
｢あっ、アンタがシロを噛んだ所為でシロは怯えてたんですからッ…!!｣
｢あああつうううしくうううんんん揺さぶらないいいでえええ｣
敦は犯人(太宰)を思いっきり揺さぶった。
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No.0 - 42話の敦くんの一人称が俺になっています。何か意図があって俺にしていたなら、すみません！ (2019年1月27日 17時) (
レス) id: f53043040e (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - おもしろいです。続編希望です (2017年7月20日 5時) (レス) id: 84b7979bce (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - こんな遅くですが読んでて凄く楽しかったです！続編希望です！！ (2017年3月19日 19時) (レス) id: bacc85789b (このIDを非表示/違反報告)
赤月 - 完結おめでとうございます！続編希望です！ (2016年10月31日 16時) (レス) id: 196406772c (このIDを非表示/違反報告)
赤喰 - 完結おめでとうございます！続編作って欲しいです!! (2016年9月26日 23時) (レス) id: 63178f43ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十一葉(といちば)さん | 作成日時：2016年8月9日 17時
