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陸「七瀬陸！あっ……
７番、七瀬陸、18歳です！
よろしきゅ、よろ……お願いします！」
紡「あはは。緊張しないでください。
よろしくお願いします」
陸「はい……っ」
……あ、歌上手い……
……え？……これってかなり……すごく上手くない……？
……えっ、えっ？こんなレベルの人が、まだデビューしないでいるの！？
……陸さん、すごい……
陸さんがいれば、絶対チームのレベルがグンと上がる！
紡「……」
……でも、困ったな……
この中から3人選ぶなんて……
……どうしよう……
『あの…小鳥遊さん。少し提案が…』
紡「はいっ」
みんな結界を待っている間、それぞれ話をしていた
三「はー……どうなんのかなー……」
ナ「Hm……結果次第でヘブンオアヘルです」
三「どんな結果でも、みんな笑って、この後ラーメン食いに行こうな」
大「はは。なんだそれ」
一「まあ、私は受かってしまうと思いますが」
環「俺も」
壮「陸くんは随分、思いつめてたね。
絶対にステージに立ちたいって」
陸「……はい……」
壮「事情がありそうな顔だな……君の夢、叶うといいね」
陸「……」
一方事務所では
万「どうですか、紡さん。3人選べましたか？」
紡「……はい。決まりました。これはAさんと決めました」
万「さすが、社長のお嬢さんです。決断が早いですね。
それでは、グループのメンバーを、社長に報告してきてください」
紡「はい」
〜社長室〜
音「紡くん…あれ？Aくんは？」
紡「Aさんには、みなさんについていてもらうことにしました」
音「そうか。それで決まったって？」
紡「はい、決まりました」
音「よかった。合格者の応募シートを見せてごらん。
ええー、和泉一織、逢坂壮五、七瀬陸……二階堂大和、和泉三月、四葉環、六弥ナギ……
……全員じゃないか」
紡「あの7人には全員、魅力があります。
誰とも違う、それぞれ個性的なとびきりの魅力です。
7人揃った時は、そのパワーがもっと、もっと大きくなる。みんなの試合を見て感じたんです！
7人でやらせて下さい！絶対に、私が売り出して見せます！
それに、３匹の子豚より、7人の侍の方が格好いいです！」
音「小人と言ったのを根に持ってるな。
うーん……7人の面倒を見るのは大変だよ？」
紡「Aさんと一緒に一生懸命、頑張ります！」
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年8月20日 8時
