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陸「ば……バテてない！
はあっ、はあ……っ、……あっ……！」
一「一歩遅かったですね、七瀬さん」
陸「……！」
『あと５秒！』
一「私たちの勝ちです」
陸「……っ、負けられるか！」
一「わっ……」
？「あいつ、すげえ……！
バテバテのくせにボール取りやがった！」
ナ「リク、シュートです！」
環「入れさせねえ」
陸「……入れ……！」
紡「あ……」
陸「……！」
紡「……入った……！」
ピピーーーーーーーッ
『試合終了です。12対12で同点ー』
ナ「ワンダフル！やりました、リク！
同点に追いつきました！」
壮「最後、決まったな」
陸「はっ……、はっ………あはは！みんなのおかげだよ！」
一「……勝てると思ったんですけど」
環「くそー……レフェリー、延長戦」
？「延長戦！」
『え〜…もうそんなには付き合いきれませんよ(⌒-⌒; )』
みんなそれぞれに思いを口にしながら大神さんのところに集まる
けれど、赤髪の人はみんなより人一倍息切れをしていた
万「はい、ご苦労様。みんなこっちに集まって。
……陸くん？」
陸「はー…っ、はー…っ、は…、っ……」
万「大丈夫かい？」
『！…陸にぃ！』
女の子は赤髪の人の異様な息遣いに慌てて近寄り、背中をさする
『落ち着いて…落ち着いて…』
陸「……っ、はいっ、大丈夫です」
万「あはは、汗びっしょりだね。いい試合だったよ」
一「ふぅ……シャワー浴びたいです」
三「楽しかった！盛り上がったよな！」
万「さて、君たちのマネージャーを紹介するよ。
小鳥遊紡さんだ」
陸「あ……さっきの女の子……」
紡「小鳥遊紡です。
新人で分からないことばかりですが、よろしくお願いします。
みなさんの試合、すごく感動しました！真剣で、一生懸命で、誰からも目が離せなくて……」
ナ「ワタシもあなたから目を離せませんでした。
美しいマドモワゼル」
そう言うと、手の甲にキスをされる
紡「ひゃ……っ」
ナ「よく聞いて、マイガール……
指先に送るキスは、ただの挨拶ではありません。
2人の愛のプロローグ……」
三「よせって、困ってるだろ！」
小さい男の人が止めに入る
ナ「OH、ミツキ。恋の邪魔はいけません」
三「まったく。
あんたの国の奴、みんなそんななのか？」
ナ「そうですけど、何か？」
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年8月20日 8時
