七色の夢 (ページ3)

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第一章　マネージャー責任！ページ3

？「紡さん、ようこそ！小鳥遊プロダクションへ。
　改めて自己紹介しますね。事務員の大神万里です」

青髪の長髪の男性が挨拶をする

紡「大神さん、こんにちは。いつも父がお世話に……
　じゃなかった。新入社員の小鳥遊紡です。よろしくお願いします」

万「さっそくですが、紡さんには、アイドルグループのマネージャーになっていただきます」

紡「い、いきなりアイドルグループですか？」

万「ええ。モデル、ダンサー、コーラスなどを当プロダクションでは手掛けてきましたが……
　いよいよプロダクション初の男性アイドルグループ養成にチャレンジすることになりました。
　社長が長年計画していた、プロダクションの社運をかけたプロジェクトですよ」

そう言いながら、階段を下り、案内される

万「成功すれば、私たちのお弁当ものり弁から幕の内になると、社長がおっしゃっていました」

紡「そんな大事な仕事。どうして、新人の私なんかに……
　お父さ……。社長ったら何を考えてるんだろう？」

万「ハハッ、大丈夫ですよ。紡さんのほかにもサブマネージャーとしてサポートしてくれる人もいま
　すから。でもその人は主にスタッフとして働くようになるんですが…」

紡「そうなんですね」

万「それではさっそく、懐石弁当(仮)に会って頂きましょう」

紡「か、懐石弁当(仮)……？」

万「アイドルグールプの仮の名前です。我がプロダクションの期待を感じるでしょ？」

ガチャ

万「どうぞ、こちらです」

案内されたのは体育館のような場所だった

そこではたくさんの男性が……

万「あなたの担当するアイドルたちは今ここで……」

紡「レッスンをしているんですか？」

万「バスケをしています」

紡「バスケ！？」

万「正しくは3on3」

紡「なんでバスケをしているんですか？」

万「さあ。社長に何かお考えがあるんでしょう。
　 Aさーん！どっちが勝ってる？」

『えーと…赤チームが白チームに１ゴール差ですかね』

バスケをしている人たちのそばで立って審判をしている女の子がいた

その女の子が答える

紡「あの人は……？」

万「彼女が、先程言っていたサブマネージャーを務めてくれる子です。
　七瀬Aさん。一応マネージャーなので、審判をやってもらってるんだ」

『審判って結構楽だと思ったんですけど、この人たちの試合、体が一個じゃ足りないですよ』