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十「海を見ることですね。波の音を聴いていると、心も体もリラックスしますから」

司「そんなこと言って、傍には水着の美女がいるんでしょう?
  このセクシーワイルドイケメンさんは!」

十「あはは……///」

九「そんなことないですよ。龍は泳いでばっかだよね。だから、どんどん黒くなっちゃって」

八「ああ。あれひどいよな、日焼け跡。
  見せてやれよ」

十「ここで?///、いいけど」


客「きゃああああああ……っ!」


司「おっと、客席からすごい反響が……!
  収拾がつかなくなる前に、どうぞ、スタンバイお願いします!」





万「……すごい人気だなあ。最近、毎日テレビに映りますね。昨年デビューしたばかりなのに」

紡「そうですね。3人とも歌もダンスも上手いから」

『……』

紡「特にこの九条天くんは、ブロードウェイの舞台演出家からも注目されてるんですって」

『……』



さっきからTRIGGERの話題になった途端、明らかにAちゃんのテンションが下がった



万「さすがJIMA〈ジャイマ〉ホルダーですね」

紡「JIMA……年末に行われる
  ジャパンアイドルミュージックアワード、ですよね」

万「ええ。その年に一番輝いたアイドルに贈られる賞です。
  TRIGGERは昨年の男性アイドル部門の新人賞を獲得しています」

『すごいですね……』

紡「私たちのIDOLiSH7も、頑張って追いつかなくっちゃ。
  ううん!絶対、追いつけるはず。だって、こんなにすごい人たちが集まってるんだから。
  早くデビューして、日本中の人にみんなを見てもらいたいな」

万「そうですね!」

紡「そこで、考えたんですけど……」

『?』



〜レッスン室〜



陸「台場野外音楽堂!?」

一「いきなり、あんな大きな会場でデビューライブをするんですか?」

『残念ながら、デビューライブじゃないんです』

紡「でも、記念すべき初ライブですから!
  みんなに大きなところで踊ってほしくて」

ナ「OH、ビックな会場です?」

壮「たしか3000人くらい入るんじゃないかな……」

環「教室10個分くらい?」

壮「100個分くらいだね」

大「なんだか現実味がないなぁ。大丈夫か、マネージャー」

紡「大丈夫です!それまでにばっちり宣伝します」

三「だけど、オレたちなんかが……」

『大丈夫です。自信を持ってください!』

紡「陸さんの歌唱力。大和さんの表現力。一織さんの完成度の高さ……」

・→←第二章 第一話 マネージャーの提案!



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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月20日 8時

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