騒がしい日常 (ページ10)

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「お姉、お水飲んで！なぁちゃんも！」

「お水を渡してくれる環奈…はぁ天使か…」

「…………天使だわぁ。」

酔っ払い2人にお水を渡し、着替えの支度をした。

「お風呂は明日の朝にしたほうがいいよね。
はい、これに着替えて。メイク落としもおいとくから、ちゃんと落として寝てね」

"ふぁーーーーい"気の抜けた声で返事をしつつのそのそと着替えはじめた。

そう言えば、ふと今日のことを思い出し

「環奈ぁ～、今日そう言えば目黒のお店で隼に会ったよ」

「え、本当？すごいやっぱり目黒は遭遇率高いわぁ…」

2人してウンウンと頷いた。

「あ、お姉となぁちゃん明日早い？わたし10時には家出るよ」

「明日はねぇ…………お昼からだから環奈の方が早いねぇ。
行く時起こしてね～」

「了解。って、なぁちゃんこんなとこで寝ないで！
はい寝室行くよ～」

"はぁ～い"と返事をしつつ後ろをついて行く姿は、親鳥と小鳥の姿のようだ。

どっちが年上か分からなくなる。