騒がしい日常 (ページ5)

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Gimme! ページ5

　
　

"はーい、着きましたよ"そうタクシーの運転手さんが言った。

タクシーを降りると目黒川の桜はライトアップされ、とても綺麗だった。

「さいっこう…」

「疲れも吹っ飛ぶわねぇ…」

「ねぇねぇ、撮って撮って～！」

お店に向かいつつ桜を見ながら歩いていたら、牧がキメ顔をしていた。

「いいよー。携帯で許してね」

"カシャ"

モデルいいなぁ。喋るとダメなんだよなぁ。そう思いながら写真を撮り、桜を見てお店に向かっていたらいつの間にかついていた。

「すいません、個室って空いてますか？」

「はい、空いていますよ。奥へどうぞ」

「っしゃー！奢りありがたい！とりあえず生で！
2人も生でいい？」

「おけーーー」

"かしこまりました"注文を取り終わり、店員さんが部屋を出たのを確認し牧が聞いてきた。

「ねぇねぇ、今回のフェスもAくんの？」

「あー、うん。一応行く方向ではある。七海もいくよね？」

「うんー、とりあえず決まってるのは2つだったかな？あとはAと一緒！」

「おっ、じゃあ俺らの事撮ってね！！
やっぱ2人のコンビ好きなんだよなぁ～！」

"お待たせしましたー！"ドリンクを受け取り、カンパーイ！！と元気よくジョッキをぶつけ一口飲んだ。

うまい。