イナズマイレブン【一斉・ひとりかくれんぼ】１０−回想編−

＃１９６ “矛盾”が成り立っていた ページ7

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９時ちょっと過ぎ、
ひとりかくれんぼ開始。


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リビングにのみテレビがつけられ、
皆はそれぞれの場所に隠れた。


円堂から風丸、風丸から壁山に
鬼は着々と回っていた。


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しかし……――


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壁山「俺…ちゃんと木野さんを見つけたんっす。何事もなく、俺はリビングに行ったんすよ！」


春奈「…次の私に壁山くんが戻ってきた。だから私はお風呂場に向かいました…でも先輩のいる気配はしなかったんです」


「すると急に先輩が現れた。先輩は戸惑いながら、壁山くんがリタイヤしたのを話しました。だけど…壁山くんはリビングに戻って、確かに私とすれ違いました。なので…おかしいですって…」


「その時急に、廊下が濡れてるのに気付きました。すると先輩が首を締めてきました。だけど、それは先輩じゃなくて…人形の手、布の感触をしていたんです」


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鬼道「春奈……」


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その一方、
応答のない木野たちを見に
マックス、豪炎寺、Aが
風呂場へ移動。


しかし人の姿はなかった。


しかも、風呂桶に人形が無い事に気付いた。


すると突然、
ラップ音が３人を襲う。


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あり得ない現象に、
３人は客間へと逃げた。


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その間にリビングでも、
鬼道と円堂が風呂場に様子を見に行った。


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鬼道「この時……」


豪炎寺「はぁ…はぁ…」


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鬼道「“矛盾”が成り立っていた。Aたちが風呂場に行く時点で、な」


「…Aたちは春奈たちに本当は“気が付いているはず”なのだ。襲われてた春奈を…」


「時間的に考えるとな」


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