イナズマイレブン【一斉・ひとりかくれんぼ】１０−回想編−

＃１９４ 必要なのは、“情報力” ページ5

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「…あぁ、分かった…」


「今俺達に必要なのは…」


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鬼道はゆっくりと立ち上がった。


豪炎寺が軽く微笑む。


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「必要なのは、“情報力”」


「だから…今此処で情報を多くでも集めるんだ…！！」


「お…お兄ちゃん…！」


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春奈は涙を流す。

同時に、安堵感を感じた。


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「あぁ…そうだな！俺は…あまり大した事は知らないが…必ずかくれんぼを終わらせる！」


「そ、そうっす！もうトイレには隠れないっすよ！俺！！」


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染岡に続いて壁山も立ち上がった。


風丸も軽く頷いた。
豪炎寺も安らかな笑顔で頷いた。


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「半田…」


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半田、お前はあの時

命を失ってまでもかくれんぼを
終わらせようとしてくれた。


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そして、俺に言ったな。


『Aを１人にさせないでくれ』と…


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必ず約束する。

俺は絶対にかくれんぼを終わらせる。


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こんな、集団催眠のような幻覚に
俺たちは負けない。


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「よし、じゃあ…リビングで全員いた後…確か人形でテレビが消えて…皆がバラバラになった」


「きっとそこから、それぞれ何かあったはずだろう……？」


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「もう一度、“巻き返す”」


「これらから得た“情報力”がきっと…」


「かくれんぼを終わらせて、俺たちが助かる事に繋がるんだと思うんだ」


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「…そうだよ、そうだよお兄ちゃん！私達で終わらせるんだ！」


「…春奈……！」


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