イナズマイレブン【一斉・ひとりかくれんぼ】１０−回想編−

＃１９１ 音無…お前！！ ページ2

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「……音無、か？」


「へっ…音無さん？！帰って来たんすか？！無事なんっすか？！」


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リビングの扉付近は、
大きな影でよく見えない。


もしかしたら、鬼…
敵かもしれない。


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染岡は腰を低くし、
暗闇の様子を伺った。


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―――……すると


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「はぁ…はぁ……」


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「…誰だ？音無…じゃない……」


「えっ？！じゃ、じゃあ誰っすか？！」


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「…もうっ、染岡さん、壁山くん！」


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染岡は腰を上げた。


…音無の声？


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「はぁ……染岡っ…か…？」


「…え…その声は…風丸さんっすか？」


「音無…お前！！」


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壁山は扉に一歩前に出た。

染岡も一歩に出て扉に近づいた。

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・


「染岡さん！壁山くん！見つけた…皆さんを見つけました！！」


「本当に…本当に帰って来たっすー！」


「音無…お前っ…本当に…」


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染岡は目を見開いた。


…本当に、帰ってきた…


・


「染岡…壁山か？」


「その声は…鬼道…？！」


「…良かった…お前ら無事だったのか…」


「鬼道…お前、大丈夫か…？」


「……あぁ、大丈夫だ」


・


鬼道は染岡に軽く笑いかけた。


しかし、染岡や壁山はまだ気付いていない。


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「風丸さんも無事っすか？！」


「あぁ、大丈夫だ。だけど豪炎寺が…」


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鬼道の背中には、
絶命してしまった半田が。


風丸と春奈の肩には、
刺されて重症の豪炎寺がいる事を。


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